社長の思いをどう社内に伝えていくか【広報お悩みに勝手に答える】

コミュニティやSNSでお見かけした、広報の方のお悩みに対し勝手に答える（言語化する）のをしばらく月1でがんばってみることにした。
記事が短めなのはご愛嬌。手法論もあんまり得意じゃないので（BtoBのコーポレート広報や、社内広報、経営企画が得意）そんな偏りも芸風なのでご容赦をば。

※私の経歴

・IT企業2社経験（前職800人→現職35人）
・事業会社広報歴約9年。社内広報、社内調整のスキルが強い
・社外広報は、BtoBビジネスでの、自社発信手段を活用した企業広報の経験が多い
・前職でWEB担当3年、管理会計担当半年の経験あり
・前職は上場企業（上場期間では2年半在籍）
・ここ2年は経営企画業務、人事育成業務が増えている

初回は社内広報について。

社長の思いをどう伝えたらいい？

社長だから、従業員と同じ目線にはなれない。今後のことを考えたら言えないこともある。そんな中、社長の思いを社内にどう伝えていくか。
お見かけしたのは手法論を探されているようなお悩みだったが、これは条件が悪い中でずっとやってきたと思っているので、私なりのヒントを、勝手に。

広報と社長の関係性はどうなっている？

まずここを確認した方がいいと思う。というのも、社長が広報に対し思いを開示できていない可能性があるから。
関係性次第で、広報が代わりに伝えられる量や幅が決まってしまう。当然、関係性が高くないと量も幅も減少傾向になるだろう。

広報である自分が、社長にとって話ができる相手になっているのかを振り返って、社長の役に立てているのかを確認してみると良い。
（場合により、社内広報活動と並行してここをやる。そして大概の場合、社内広報活動と同じくらい地道になると思われる、、）

そもそも、社長は、社内に思いが伝わっていると感じている？

ここも確認必要。
社長は、どのくらい伝えたくて、どこまで伝わった実感値を持っているのだろうか。

もしも伝わっていないところがあるのだとしたら、分解や言語化が必要になってくる。経営の気持ちも従業員の思いもわかる、広報の出番。

伝え方が上手い社長なら、もしかしたら広報は、伝える場の運営などフォローに回った方がいいかもしれない。
伝える場を作り続けるのも、多忙な社長には大変なことだと思う。

伝え方は文化次第。手法をたくさん持っておく

あとは機会をつくって伝えていく。
のだけれど、どういう状態なら聞いてくれるのか、どういう内容なら入りやすいのかは組織の文化次第なので、いろいろやってみるしかない。

私がやってきてポイントだったと感じる、いくつかのヒントを置いておく。（手法はそこらに落ちているので、ここでは割愛）

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1対多コミュニケーションと、1対1コミュニケーションを使い分ける。私の場合、1対多コミュニケーションが多いが、最近1対1の会話の機会をつくるようにしていて、1対多で基本を伝えておくと、1対1でより深めた話ができているように思う。
（1対多が多いのは、私がそちらの方が得意だからである。詳細は後述）

広報である自分自身がどういうコミュニケーションスタイルを得意とするかも知っておくと良い。
私の場合、1対多コミュニケーションの方が得意で、その場で話すよりは資料や文字に事前にまとめておくことの方が得意だ。なので、ブログや投影資料の提案を行うことが多い。

同様に、社長がどういうコミュニケーションスタイルなのかを知っておくとさらに効果は高まるだろう。

ツールをうまく使う。人にぶつけにくい意見はアンケートフォームで拾う。また、何気ない会話であればSlackスタンプですませてしまうのも相手のハードルが下がっておすすめ。

積極的にコミュニケーションしたいという姿勢を示す。
呼びかけて反応がないような、空振りが続いても気にしない。コミュニケーションしようとしている自分を見て、「あ、こういうのありなんだ、やってみよう」と真似してくれる人や、機会を見て話してくれる人はいる。

取り付くしまがない人と話す場合、その人の役に立っているかをまず考える。社長との関係性と同様で、役に立てば信頼関係は生まれる。すぐの改善が無理なら、今その人と近い人の力を借りる。

伝達の全部を自分でやろうとしない。社内インフルエンサーを増やしていくイメージを持ち、社長や広報がどこを担えば最も効果が高まるかを考えていく。

失敗は勲章。いちいちめげない。
あれこれツールややり方はあるけど、これが1番大事かもしれない…

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専門分野ということもあって初回から簡潔な記事にならなかったが、私のトレーニングでもあるので、少しずつ可視化していければと思う。

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