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【海外大学受験】Step4: 各要件に対する目標値の設定

今回はこちらで書いた海外大学受験の6 Stepのうち、
第4のStepの詳細パートになります。
まずは改めてこのStepに於ける論点を再掲します。

Step4: 各要件に対する目標値の設定

  • これまでの合格者の特徴は?

  • 受験者(自分)の現状は?

  • 過去の合格者レベル+αとなる目標値は?

さて実質最後のStepとなる回です。
(Step5-6は実行フェーズなので)
今回の期待成果としては、
+ どうやって敵を知るか?:アプローチの仕方を覚える
+ 自分の目標値が合格レベルで設定できている
といった感じです。
では早速各論点に沿ってみていこうと思います。

これまでの合格者の特徴は?

やることとしてはシンプルで、
自分が行きたい学校やプログラムに通ってる人はどんな人か?
ということをひたすら調べていきます。
感覚的にあるかもしれませんが、日本の大学でも
なんとなく学校ごとに異なる雰囲気ってありませんでしたか?
ブランドイメージに近いかもしれません。

アメリカの大学の場合は、学校ごとに理想の学生像を掲げていますし
受験プロセスでエッセイや面接など人をしっかり見て入学者を選定します。
ある意味でブランディングをしっかり行っている形です。
私自身もファームの同僚と話す中で、ハーバードやMITなど出身大学ごとにキャラや雰囲気がかなり異なっている印象を受けていました。
まず大きな流れとして、学校全体の雰囲気というのは少なからずあるので
キャンパスビジットやYoutubeで体験
してみるのがお勧めです!

次にプログラムに通ってる人(あるいは合格者)のデータを見ていきます
アメリカや中国には各学校のプログラムごとに統計データを掲載しているサイトが多いです。(もちろん学校の公式サイトにもあります)
特に中国などは、直接的にアジア枠で競合になることが多いため要チェックです。私は中国語オンリーで翻訳ツールを駆使して読解していましたが、
過去10年以上の受験者のステータス(GPAや各テストのスコア、出身校など)に対する合否がまとめてあるサイトなどもあったりします。
また学校によっては、今のクラスの生徒のレジュメブックなどを公開している場合もあるので読んでみると面白いです。
彼らがどんな教育、仕事、課外活動を通じてそのプログラムに至ったのかが非常によくわかるので非常にお勧めです。

受験者(自分)の現状は?

最初の調査で敵を知ったことで、自分の現状と比較できます。
ここでしっかりとGAPを確認していきましょう!
特に成績やテストのスコアは足切りに使われるだけといわれることも
多いですが、いずれも重要です。
目標値の設定をする際の戦略に影響します。
また特に英語や共通テストのスコアでかなりのGAPがある場合は
受験スケジュールも長期的にする検討が必要になってきます。
物理的に無理なスケジュールとなってしまう可能性もあるので
しっかりと現状を見つめることは必要不可欠となります。

過去の合格者レベル+αとなる目標値は?

合格者のサンプルを得たあなた。
必要となってくるスコアがかなり見えてきたのではないでしょうか。
GPAが低い場合はこのテストでしっかり挽回しているな、とか
そもそも足切りラインを満たすだけでは全然スコアとしては足りないんだな
みたいなことが浮かび上がってくることと思います。
ポイントは必ず現実的に行けそうなラインを目指すのではなく、
合格者として不思議ではないスコアをトップダウンで設定することです。
その上で各テストを少しずつ上乗せして、余裕をもって合格レベルといえるスコアを目標としましょう。
自分が落ちるなんてありえない!くらいのメンタルまで持っていくことで
来る面接でも堂々と戦っていけるはずです。
やはり総合評価で戦うため、他の受験生に劣る材料は徹底的につぶしていくことが必要になります。少なくとも自分の努力で変えられるテスト系はそういった面で最低限の努力といえるかもしれません。

以上でStep 4が完了となります。
あとは設定した目標値と受験スケジュールを考慮してワークプランを作り
ひたすら無心で実行するのみです!
勿論GAPの大きさによってはとてつもない努力を要する場合もあります。
でもそれを乗り越えるだけのモチベーションはここまでで形成されているはずです。
自分の長期ゴールを見つめなおし、本当にやりたいことが見つかった。
そのために必要なことも分かっている。
それを学べる最高の学校が存在し、そこで勉強しているイメージもある。
そういった人生に於ける絶好のチャンスが目の前に来たわけです。
あと一歩です。最後まで走り抜けていきましょう!

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