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「おいしいコーヒーの真実」を観ての感想

■ざっくり感想

先ず、ざっくりとした内容として、スターバックスやネスレなどが不正に安くコーヒー豆を買い取り、高く売っているイメージを与える映画だった。また、WTOも欧米諸国が悪者に映る映画だった。エチオピアのコーヒーの農家視点の映画であったため、欧米側の意見はわからない(スターバックスやネスレは取材に応じなかったとのこと)。エチオピアの生活水準が低いことが問題で、エチオピアの生活レベルを改善したいという内容。エチオピアの輸出業の約7割はコーヒー。そのため、「コーヒー価格が上がればエチオピアの多くの国民の生活レベルが上がる。」と映画では主張している。
そのうえで感想を述べる。
確かにエチオピアの生活レベルを上げ、国民を健康で安心できる状態にすることは非常に重要な急務。だが、現状、コーヒーの価格はニューヨーク・ロンドンの市場で決まっているため、継続して高いコーヒー価格を設定するのは難しいと思う。そのため、私は、エチオピアの貧困問題を解決するには、まず、ニューヨーク・ロンドンの市場に影響されない価格設定の方法を確立することが必要不可欠だと考えた。

しかし、現状を調べていくうえで、問題は1989年に協定が廃止になったことではなく、『生産者、農家にキチンと報酬を支払われていない点が問題では?』と考えるようになった。

以下の記事によると、スライブ・ファーマーズ社により、仲介業者が排除され正当な報酬が支払われている地域もある。

スライブ・ファーマーズのような取り組みがより広がり、コーヒー農家全体の生活水準が上がることが必要。

■世の中はどうなるべきか

比較的貧困に苦しんでいない地域の人々にそのような現状があることをメディアやSNSを通じて知ってもらうことが必要。
そして、それぞれの国レベルで貧困を緩和できる仕組み作りが必要と考えます。(当たり前のこと言ってるか。。。)

■今後自分にできることは何か

先ずは、私たちが普段口にしているものはどこで、どんな人たちが生産しているものか知ることが大切。私は、何気なく飲んでいるコーヒーが、貧困に苦しむ人々が作っていたとは知りませんでした。
また、今回エチオピアについて調べていくうえで、現状は以前より貧困問題が改善されているということが分かったものの、いまだに栄養失調の割合は4割を超えているのが現状です。

現状を知って、貧困に苦しむ人をなくす仕組みを作れれば間違いなくベストではありますが、先ず私たちにできることは、現状を知り、寄付をし、少しでも健康に生きることできる人を増やすことかと思います。現状を知る人が増えれば、改善できる仕組みの構築や、貧困問題改善が加速すると考えます。



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