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子どもがして欲しい事を、まず先に満たす

自分の中で培った正しい事や有益な事を、我が子に伝えていきたい時に、親としては、すんなりと伝わってほしいなと思うことが多々あると思います。

多くの事を惜しみなく差し出していく時に、親側が思う有益な事を不自由なく与える事により、こどもを支配しないように気をつけなければなりません。

こどもはきっと喜ぶはずだ、これがあれば幸せなはずだ、将来の役に立つはずだ、と親側から与えたものが、子どもの気持ちとリンクしているか、子どもの様子や背景をしっかり見守りながら、時々、みなおしていく事も必要です。

親のことが大好きな子どもたちは、親が喜ぶ様子を嬉しく思い、無意識のうちに期待に応えようと振る舞っいています。聞き分けのいい事が、それに対して満足だからなのか、期待に応えたいからなのか、アンテナをたてていく。

また、親側がきいてもらいたい事を、しっかりきいてもらうためには、まずこどもの希望をたくさん叶えてあげる事が先決です。きいてもらった人の言うことをきくようになるのは、大人の世界でもよくある事です。

ハンディのある子の療育にも、同じ行動を繰り返してしまう行動を和らげるために、まず先に、その動きを満たしてたげる事で安定をもたらすやり方があります。

例えば、その場でつい飛び跳ねてしまうならば、トランポリンを買って、飛びたい感覚を先にたくさん満たしてしまう、そんな感じです。そしてこれは安定をもたらします。

こどもでも大人でも、何かが欠乏していれば、それは姿形を変えて、不消化がもたらす態度や行動として表出してしまい失敗してしまう事は、自らの過去の成長過程を振り返っても、思いいたるフシがひとつやふたつあるかもしれません。

こどもにとっては、有益な情報より、笑顔で聴いてもらえることの方がずっと価値が高く、耳を傾け希望を叶えてくれる無二の存在により、自身の存在価値を感じていきます。

与えることより希望を叶える事。

日頃の毎日の中で、子供がして欲しい事を十分にみたす。

努めてそんな日を作ってもいいかもしれません。我が子が思いのほか安定し、その後の様子が変わる体感を感じてみてほしいとおもいます。





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