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ここにいることに違和感がない場所

ゲストハウスオキオカが、移住女子シェア&ゲストハウスオキオカになってから、早くも3週間。 

といっても、ハウスシェア中のはるかちゃんはしばらくインターンで不在なので、今は再びゲストハウス状態ですね。
そもそもコロナウイルスの影響でゲストもいないし、むしろただの一人暮らしですよ。

週末にはるかちゃんが帰ってきて、隣のおばちゃんと小学校の桜の下でお花見してた時に、
「こっち来てからどう?」って聞いたら
「楽しいです! ぜんぜん違和感ないです」って言ってて、
うん、それ、めっちゃわかる!って頷いてしまいました。

わたしも、来たばかりの頃から、四万十で暮らしてることにぜんぜん違和感がなかったです。
何年も前から住んでたの?ってくらい馴染むのが早かったな~ってことを思い出しました。周りのおんちゃんおばちゃんたちからも、1年目の時から、いま何年目?って聞かれるくらい、馴染んどるって言われてました。

はるかちゃんも、すでにめちゃくちゃ馴染んでます!
隣のおばちゃんが、早くインターン終わって帰っておいで、って言うくらい(笑)

これってどこでもそうなのか、私はほかの場所に移住したことがないからわかりませんが、高知だからな部分は多少あるんじゃないかなーと思います。

こっちの人、大体まず受け入れるんです。懐が広いというか、面倒見がいいというか。はじめましては人見知りする人ももちろんいるけど、何度か会えばすぐフレンドリーになるし、一度お酒を飲み交わせば「トギ」(方言で友達の意)になれます。
うん、お酒を飲まないと喋れない、シャイなおんちゃんは多いかも。

もちろん、誰にとっても高知が、四万十が違和感のない場所になるかはわかりません。わたしには合ってるだけで、ほかの人にとってはそうじゃないのかも。

違和感がない≒ここにいる自分が好き

「違和感がない」ってすごく感覚的で、わかりにくいんですが、「ここにいる自分が好き」ってのがけっこう近い感じがします。ニアリーイコール。

わたしは、会社員でスーツ着てバリバリ仕事してる自分もわりと好きでしたけど、ある時「これ以上はいいや」と思ってしまって、男性ばかりの会社の中でバリバリ頑張って働いて上を目指す道もあったけど、そうしてる未来の自分をうまく想像できなかったし、魅力も感じなかったので、新卒で入った会社はサクッと辞めたんですよね。

その後も転職はしましたけど、興味のある仕事に就いて楽しくやっていても、人間関係にすごく恵まれた会社だったとしても、そこにいる自分に違和感を覚え始めたら、ダメでした。

「自分らしく働く」とか「自分らしく生きる」とか、今だとけっこう聞くフレーズですけど、たぶんそれをトライアンドエラーを繰り返して探してたんだろうな、と。

就活のときに自己分析とかも一応したはずなんですけどね。わりと無意味だったよね (接客やサービス業なんて絶対無理って思ってた…)。
興味のあることは変わるし、できると思ってたり好きだと思ってたこともやってみたら違ったなんてのもよくあることだし。

だったらとりあえず、悩むよりやったほうが早いし、合わないってわかったらそれだけでもやった価値はあるし、ダメなら辞めてすぐ次にいったらいいわけで。

多くの人はもしかしたら試さなくても判断できたりするのかな。
興味はあるけど、自分には向いてないだろうから、やらない、みたいな。
四万十で暮らしてみたいけど、たぶん違うだろう、とか。

私も昔はそういう考え方をしていて、
自分が個人事業主になるなんて無理というか、
そもそもそんな発想がなかったのでよくわかる。

だけど、頭の片隅でも心の奥底でも、
なんだか引っ掛かって気になっていることは、
ずっとくすぶっている火種みたいに、ふとした時にもやもやと出てきます。

それをずーっと後生大事に抱えて、
死ぬときに大きな後悔となってしまうのか、
どこかでその火を大きく燃やす決意をするのか、
それは自分次第なんですよね。

なんかよくわからん話になってきたんですけど、わたしは今のところ、ここにいる自分がけっこう好きなので、もうしばらくは居られる努力をしていこうかなーと思っています。

違和感がない場所を見つけたあと、そこを本当に自分の居場所にできるかはまた別の話だな、と思うわけです。
こればかりはいろんな事情やタイミングもあるんで努力だけではどうにもならないこともあるかもしれませんが(今回のコロナとかなー)、一緒に頑張っていこうって言える仲間たちがいるので、本当にまわりに恵まれていますね。

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