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実は最近、命について思うことがあり、
極力生き物を傷つけないよう、
殺さぬよう、
過ごしています。

村上和雄先生によると、
遺伝子レベルの超極小サイズでは、
人間とその他の動物、昆虫、大腸菌ですらも
同じらしいです

私は、人間として生まれてきましたが、
ケムシで生まれたら、どうなんだろう。

馬鹿げたことを考えてしまいます。

歩いていると
道路でたくさんの生き物が無惨に
殺されているのを見かけます。

もっとも多いのが、茶色や黒のケムシ。

車に踏み潰されているのを毎日見かけます。

犯人はほぼ人間です。

あと、道路でよく見かける生き物は、

イモリ、
ヘビ(ヤマカガシ、シマヘビ、アオダイショウ)
カエル
ミミズ(特に雨や雨上がりの日)

などその他多数です。

そのような生き物の屍を見て、
今の自分にできることは何か、
と考えました。

些細な決断をしました。

それは、極力生き物は殺さぬこと、
困ってたり、危なげなら、場所移動させること、です。

できるだけ生き物を
極力元いた場所に戻してやろうと
思ったわけです。

天敵ならいざ知らず、人に無惨に殺されるのはいかがなものかと。

具体的には、道路を横断か平行に進む生き物を
見つけた場合、
サッと捕まえて
道路脇の草むら等に投げます。

作業は一瞬。
とって投げる一瞬だけです。

とはいっても、結構な量です。
意外ですが、歩きつつ、
途中でしゃがんで投げる作業の
繰り返しです。

歩いて不意にスクワットをするような
ものです。

特に今はケムシは多すぎて、
今や恐怖や気持ち悪さを
感じないくらいになりました。

ヘビは勝手に逃げてくれます。

5月に入って見かける回数が増えたのは、
きれいなトンボです。

車にひかれているのを
見かけるようになりました。

このきれいなトンボ、
実はハンミョウ(道教え)のように、
人が歩く方向に先に飛んでは止まることが多いです。

このような性質なら、
このきれいなトンボは、車に
踏まれてしまう。

かといってどうしようもない。

きれいなトンボです。
車にぶつかったのか、飛べない状態のトンボです。5月の入ってよく見かけます。


治し用もなく、帽子にそっと入れて、
自分の借りている畑に持って行きました。

わずかに動いており、生きてます。

約20分ほど歩けば、畑に到着です。
野草の上にそっと置いときました。

この歩いている間、
トンボはここの極寒な冬を
どうやっていたのだろう、

ヤゴの時に凍らなかったのか、
またここまで成長するのに、
何を見てきたのだろう、

トンボ目線でわかりもしないことを
考えてしまいました。

悲しみと怒りと、どうしようもない気持ち、
自分も気が付かない間に加害者になっていること、
複雑な気持ちです。

野草の生えているところにそっと置いておきます。アスファルト上よりはましかと。

普段何気に食べているお米や
野菜、
栽培から収穫までにどれだけの命を奪ってるか、

いかに人間が自分勝手であるか、

思い知る機会となりました。

ご飯を食べるときに、言う
「いただきます」の重みを少しは
理解したつもりです。

自然農法をするのは、
一つの手段です。
しかし、完全に無殺傷ではできていません。

ただ、自然農法をすること、毎日歩いているだけでも、
命を奪って生きていることに気がつきました。


除草剤が使われたところです。
まさに大虐殺の現場です。地下の微生物、それを食べる生き物、多くが殺されています。さらに雨で流れ出る成分により、どれだけ多くの殺傷をしているか。 原爆とにていると思います。
柵の部分が草刈機で刈りにくいからでしょうか?水路を通って薄まった除草剤の何らかの成分が流れるはずです。以前、すれ違ったお爺さんの話では、下流の川には、昔アユがたくさんいたそうです。
道路脇でオオキンケイギクが
咲いてきました。特定外来生物として、処分されています。これも命。薬草になるようですが、人が決めた制度で持ち運び等も禁止だそうです。うまく活用/共存ができると思うのですが。 

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