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福岡正信さんのいろは革命歌

福岡正信さんのいろは革命歌を
毎朝毎晩、読み上げています。


「いろは革命歌」は福岡さんの最後の著書。

これまでの書籍で伝えてたかったこと全てを注ぎ込ん作品だそうです。

誰でも気軽に読める長さで短歌のように作られています。

わら一本の革命から無の三部作,
その他書籍を通して自然農法から哲学も説いてこられました。

福岡さんは農業カテゴリーだけの方ではありません。

内容がわかるようでわからない、

難しくて訳がわからない、

わかったようで、頭から抜けていく、
といった感想を持たれた方も多いのではないでしょうか。

私も何度も福岡さんの本を読んでます。
それでも未だによく分からない、
読んで頭に入っても出ていってしまうことがあります。

私が感じた福岡さんが伝えたかったことは、

「難しく考えずに、種まきしよう!」
ではないかと考えています。

「無心になって粘土団子を作ってタネを蒔きましょう。

いらんことを考えるな、
子供のように種蒔きすれば良い。」

ということだと感じています。
(もちろん他にもたくさんありますが、かなり切りとった場合です)

とにかく、福岡さんは人間の知恵を否定しています。


「このタネとの組み合わせはどうだろうか?
微生物を入れた方が良い、
こうすればもっと良いことができる、
もっとたくさん実るんじゃないか。」

と言った大人ならではの考えがはたらきます。

科学的にどうか、もっと効率的なこと、
人の利益になる方法を考えるわけです。

一方で子供は、純粋で考えません。

笑って種を蒔き、芽が出たらバケツの裏で太鼓を叩くようにして喜ぶ。(タンザニアで実際にあったことです。

現に福岡さんが砂漠緑化のためにアフリカで行っていたことは、
多種類の種が入った粘土団子を作り、蒔いただけだそうです。

子供は楽しそうにばら撒く。
大人は種まきする前に疑問を感じ、うだうだ言う。

素直になれない。

子供や鳥は何も考えていない。素直に行動する。

無心になって粘土団子で種まきすれば、
色んな植物が育つ。土が豊かになっていく。

花も咲けば、きれいに見え、心が豊かになる。
喜びは自然から来ていると感じられる。

自然に実るものを食べれば、
病気にもならない。

心も体も健康になり、病院すら不要になってくる。

自然の中で生きる。自然と調和していけば、その中に喜びの根源がある。

人間だけのことを考えた、単一作物の野菜作りでは、その人だけが儲かるだけ。

土は弱り、自然が滅ぶ。自然のための農法をしないと、人も豊かになれない。

自然のための農法(粘土団子で種まき)すれば、結果的に自然も人も豊かになる。

粘土団子で種まきすれば良い。

都会で大量に廃棄される瓜類のタネをアフリカに蒔けば、一国ですら救えると言っています。

タネ蒔けば、人も豊かになれるわけです。

(もしここで生活やお金のことを最初に思うのであれば、考える大人です。福岡さんが否定する人間の知恵です。)


効率よさを目指した農法は、「企業農業」となってしまった。
収入を目指す農業です。

たとえば、いちごだけを作る。

人間のみが儲ける、単一で効率重視だと土が、結果として自然は滅んでいく。


土地を荒廃させてしまい、豊かな環境が奪われているわけです。


粘土団子の中に全て解決してくれるものが入っている。

植物は発芽し、環境に応じて育っていく。
さまざまなな植物が育つ。土も豊かになって、
花が咲く。
実る。
鳥も動物もくる。
皆が生きられる世界になる。

砂漠や荒廃した海外の土地が緑豊かになっています。

アフリカでは、自然農法をしている国があるそうです。

タネ蒔いて、実れば必要な分だけを人が食べる、
これだけでまず食べることはできます。

人それぞれ色んな問題はあるとは思います。

でも、まずは一つ、

種まきから始めると良いのではと考えます。

考えないで、

「タネを蒔いてください」
福岡正信さんのメッセージだと思います。

いろは革命歌、
晩年の福岡さんが、こん身の力を短い歌に注ぎ込んだかのように感じます。

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