育児のあいま、ひとり時間

子どもたちがパートナーの実家に行っていて、今日が最後のひとり時間。

午前中はゆっくりしながら、いま読んでいる角田光代さんの対岸の彼女を読む。
本の帯に書いてあった、「結婚する、しない。子どもがいる、いない。それだけで女どうし、なぜ分かりあえなくなるんだろう。」の言葉に惹かれて。

リラクゼーションは、いつものタイマッサージ。岩盤のような背中をほぐしてもらう。
帰り際に、今日は何をされるのですか、と聞かれて、本当は、家でのんびり掃除のつもりだったのに、思わず、これから考えます、と答えてしまう。

それから、何かしようスイッチが入ってしまって…「映画」で検索したら、少し前にたまたま予告編を見た、『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』がやっていた。
なんの期待値もなく見始めたんだけど、好きなミュージカル調の映画だったので、選んで良かった。
お話的には、子どもと見に行っても良かったかもな。

見終わったら、もう夜。
家で適当に食べてもいいのだけど、結婚前はたまにしてた、ひとりごはんに挑戦したくなる。
挑戦したい気持ちと、ためらう気持ちの狭間でせめぎ合い。気持ちの整理がつかずに、15分ほど街を散歩する。
昔は出来たことなのに、なぜか気後れしてしまう。
意を決して、目星をつけていた和食のお店の扉を開くも、カウンター席が空いてなくて断念。
ふりだしに戻る。
ただ、一度扉を開けたからか、何をためらっていたのか分からなくなるくらいに、二軒目の焼き鳥屋さんの扉は、簡単に開けた。
ここは本当に良かった。
全てのメニューをハーフサイズにできるので、焼き鳥以外に食べたかったメニューが注文できたし、人気メニューで売り切れてしまうこともあるという「ちょうちん」を食べれた。
あとは気になってたけど、分量的に厳しいかなぁと思っていたメニューをサービスで出して頂いて、ハッピー。
ちなみに、「ちょうちん」という焼き鳥、初めて見たし、初めて食べたんだけど、美味しかった。見た目はびっくりした。

帰路に着きながら、思いがけなく充実した一日になったこと、リラクゼーションのスタッフの方に感謝する。

子どもたちが明日帰ってくるけれど、その前にこうした時間が過ごせて良かった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?