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怒り、について

久しぶりにシネコンで映画を観た。

『怒り』

鑑賞後から、怒りという感情について考えていたんだけど一人でぐたぐた考えても終わらず、もしかしてこの思考に一生縛られたままになるのではという恐怖も感じたので、ひとまずnoteに書くことにした。

怒りって何なんでしょう
怒るとは何が違うんだろう

結局のところ、他人や物事に対する不満や不平やイラつきが自分の思い通りや予想していた解釈と違ったときに沸き立つ、自分への不甲斐なさが怒りなのかな、と思うのです。

少なくとも私は人に対して感じる怒りよりも、遥かに自分に対する怒りの方が重く、深く、忘れられないことが多い気がする。
そもそも人に対して、怒りと言えるほど強い感情を持ったことがないような気もする。
ある意味幸せで、ある意味浅い人間なのかもしれない。

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平和主義者なわけでは無いけど、わざわざ人に感情をぶつけて伝えたいとも思わない。それを良いとする人も勿論いるし、喧嘩するほど仲が良いという考えも否定はできないけどね。
難しい。

そうするとどんどん、自分の周りには同じ思考を持った人しか居なくなる。
それってどうなんだろか。うーん。

映画についての話に戻ると、
本当に面白かった。映画の感想として言えば本当に。各ストーリーの繋ぎも、個々の話も、展開も。役者さんも。

特にアイコちゃん演ずる宮崎あおい
鑑賞後に買ったパンフレットで、もっと適役が他に思い当たる、それでも私に役をと言ってくれた監督に応えたい的なことを言っていて。
確かに、アイコちゃんのふわふわ天然、でも芯が通ってる子なら◯高由里子とか◯瀬はるかとかでもできる気がしたけど、敢えての宮崎あおいってとこにぐーっときた!
というか、私は彼女の演じる不安定な女の子が好きだ。黄色いぞうもそう。安定感のある奥さんや女の子を演じるより、こっちの方が好き。
最後の大丈夫、で作品全体が救われた気がする。

あと池脇千鶴。もうね、なんかねいいよね。
チョイ役なのに印象に残る。彼女の過去が思い浮かぶ感じ。やくしゃーー!って感じ。

教授の音楽も映画に寄り添い、盛り上げ、鑑賞中の感情を常に揺れ動かせた。教授おかえりなさい。

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ぜーんぜん、まとまってないけど
とにかく一旦原作読んで、レイトショーで一人で一番後ろの真ん中でもう一回観たい。
観たい。
観たい。

私がこれからも感じ得ないかもしれない強い感情を、追体験しておきたい。
そして、そのときがきたらこの映画を思い出して乗り越えたい。

#cinema #シネマ #映画 #怒り #感想


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