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”遅れてる”ことがフランスにバレた!!!〜イルカショーはお好き?〜

フランスで人気のYoutubeチャンネルPopcornの動画から”ジャポンジャポン"と聞こえてきた。日本のイルカショーの写真が使われ、タレントたちが何やらコメントしている。

チャンネル登録者数66.5万人(現在)。


フランスでは2024年から、イルカを使ったショーや、クマやライオン等の野生動物をサーカスで使うことなどが法律で禁止される。

当採決に際し水族館側は、現役イルカちゃんたちを手放さなければいけない訳だが、当然のことながら水族館生まれ水族館育ちの彼らを海にリリースはできない。死んでしまう。
受け入れ先を検討していたところに日本の某水族館が「イルカちゃんたち引き取ります!」と名乗り出たそうで。

フランス人:
「イルカちゃん、受け入れ先が見つかって良かったね〜….ところで、その引っ越し先に決まった日本の水族館ってどんな感じ〜?」
「……え、日本の水槽の方が………狭そう…..?」
「日本のイルカショー・動物園ビジネスの現状、だいぶやばそうじゃね…..?」

と話題になっているそうです。

フランスでは「動物園や水族館が嫌い」という人がかなり多くいる。
それもそのはず、当法案は2000年から議論されていたそうで、世論の大半はこの議決に賛成だ。

一方、イルカショー大好きな日本。
最近こそ、一部の悪徳ペットショップでの非人道的な繁殖方法や不衛生な飼育環境が明かされたり、”動物虐待”の考えが認知されるようになってきたとはいえ、「狭い水槽に閉じ込められて魚がかわいそうだから水族館は嫌いだ」と答える日本人はどれくらいいるだろうか。

自分の権利は自分で守るフランス人。動物の権利も守るよ。
なんと同じく今年から、ペットショップの店頭でワンチャン猫ちゃんを販売するのも禁止されるってよ。

あなたはどう思う?

イルカショー好きな人を非難する意図はない。
無知が一番悲しいことなので、キラキラしたエンタメの本質の部分を考えるきっかけになればいいと思う。にっこり笑っているように見えるイルカちゃんたち。果たして、本当の本当に彼らは笑っているのだろうか…….?

日本に遊びにきたフランス人におすすめの観光地を聞かれて「〇〇水族館は有名だよ!」「××動物園いいよ!」などと言うと気まずくなるかもしれないのでお気をつけて……。


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