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詩 愛する人は

愛されたいと 愛したいと
だれもが思う

この地球の上 たったひとつ
その愛を探しに

もしかしたら
百万年
続けていたのかもしれない

最もピュアな愛を
きっと誰しも もっている

それは 私たちに
すでにあった 愛と愛

愛し 愛された
あの 薔薇の香りを
二人で踊った 夢の日々を
大切に 胸に抱いている

愛の 懐かしい記憶が
胸の奥から 響いている

愛されることは
天からの恩恵のよう

私は 思い出した
愛する人は ここにいたことに
長い間 聴こえていた

風のメロディーとなって
歌声となって
詩となって
微笑みとなって
時には 雷雨となって

私を愛してくれていた

「誰よりも傍にいるために
そして 導くために 」

愛の形は 宇宙を越える
それは髪を撫でるように

ーーー

追記

私は、心のどこかで、一対の愛があるのではないか
そう思っています

愛には様々な種類がありますが、一対の愛があるのではないか
ジョンとヨーコを見て、そう思います

誰しも、一対の愛があって、それを記憶している
知っていると思うのです

私は、詩を通して、歌を通して
愛する人が語りかけてくると思うときがあります
特に詩はそうで、語りかけを書き写します

以前書いた詩に

「彼女は生まれつき、既に失っていた

 それがなにかは思い出せなかった

 ー中略ー

 ある日彼女は思い出した

 彼女が失ったものは、愛する人だった」

そういう詩を書いたことがあります
これは、私の、ずっとある本音でした

「失われた空の上から
 あなたの声が響いている

 ー中略ー

 それは 雷鳴のように強い癖に

 霧雨のようにもろい」

そういう詩を書いたこともありました

私は、空の上に、愛を感じていました
そして、それを感じるほど、その愛が地上にないことに、耐えられない気持ちになりました
張り裂けるような気持ちで、地上に、探し求めました

ここ最近、何度か感じる気持ちがありましたもう一対の愛は、既に違う場所にいるのではないか
その理由は、そこからしかできない、私への支えと導きのためなのではないか

そう思ったとき、ふと、その一対の愛を地上に探すことを、やめられるのかもしれない

そう思えたのです

そして、愛と出会ったような気がしたのでした

愛について、私はもっと、知ってゆきたい
気づいているのは、ほんの一欠片だから
そして、そこには人間の真実があると思うからです


2024/01/22
ジョンとヨーコの、愛に導かれた日に

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