「ごぶさた」
ふいに目にしたカレンダーの7の配列に
今日を待ちわびた彼らの物語を思い出す
私には随分とご無沙汰な感情で
ただ美しい夜空を期待するだけになりそうだ
●私はまだ恋も愛も知らないかもしれない
そう思うことが度々あって、哲学書を読み漁っていた時がありました。ちょっと正気じゃなかったかも...。
私は俗にいう蛙化現象(元祖の方で捉えていただきたい)を中学生の頃から引き起こしまくっていて、まぁ今までちゃんとした恋愛をしてきていません。あ、逆に遊びまくってたというわけではありませんので。
恋に恋してるとか、自信がないとか、脳内を覗けばそんな原因が出てくるのかもしれませんが、この嫌悪感や恐怖を無視してその人にダイブする気にはなれない。その先に、皆が味わっているような喜びや心地よさがあったとしても。
「恋をすると女性は綺麗になる」なんて、よく言いますよね。あれ、認めたくはないけど、いつもより気合いを入れてメイクをしている自分がいて。それをあの人のためなんかじゃないからとツンデレてみても、素直じゃない私が浮き彫りになってもっと恥ずかしいだけ。
恋してた時は、肌ツヤよかったよなぁ...と鏡を見て小さく絶望する今日この頃。でもあれは、あの気力は、私の場合「貴方に好かれたい」ではなく、心の穴を埋めてくれる貴方の「可愛い」を引き出すために湧いて出てきたものな気がして、なんて利己的なんだろうと振り返って自分に嫌気が差すのです。
「恋は下に心があって、下心がある」という言葉も耳にしますが、これは恋とは自分の欲求を満たすものだということなんでしょうか。そして、愛は相手を満たすということ?
それなら、私のあの利己的な感情は恋なのかもしれない。うーん、もっと爽やかで心くすぐられるものを恋だと思いたい。だから、私はまだ恋をしていないと思いたい(我ながらめんどくさい)。
今日は私の恋愛のことを少し話しました。皆さんはどんな恋や愛のストーリーがありますか?
7月7日にちなんで、過去の恋愛を棚卸ししてみるのも、案外何かを発見できるかも。
そして、今何かが枯渇していると感じている私のような人は、今日は夜空を見上げて、ちょっと自分に贅沢を。彼らにとっての特別な日に、乾杯できるくらいの大人の余裕を見せつけながら。
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