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3カ国留学でなにを得た?

最近の留学の感想を書いてみたいと思います。

私は現在大学3年生です。大変珍しいですが大学在学中でこれが2回目の留学になり、現在3カ国目にいます。

2回も留学ってどう言うこと?なのに3カ国目?と皆さん思うと思います。簡単に説明してみます!


簡単な留学歴

1回目は学部の義務留学でアメリカのバーモント州に留学をしました。2回目は個人で大学のプログラムに申し込み1学期目は韓国、2学期目はシンガポールに行きました。現在は、最後のシンガポールに留学中です。

3カ国留学し、一般的な留学をする学生に比べると、一つの国に4ヶ月以上長期滞在し様々な国の文化に身を置いて色々吸収してきました。

一番楽しかった国

たまにどこの国が一番楽しかった?と聞かれるのですが、それぞれ楽しさが異なりました。学期中の長期休みの楽しさという点ではアメリカです。バーモント州という自然溢れる田舎に住んでいましたが、冬休みや春休みは、ニューヨークやボストン、フロリダなど、アメリカの広大さを生かして色々な都市を回れたことが楽しかったです。

一方、日々の楽しさは、韓国でした。東京のように電車でソウルの街を気軽に回れたのが良かったです。可愛いカフェがたくさん行ったり、おしゃれなレストランも多くあったので色々出かけるのが楽しかったです。

シンガポールは東京23区ほどの小ささなので3日あれば観光できてしまいます。キャンパス周辺にはカフェはなく、キャンパスが非常に広いので、多くの学生が、休日もキャンパスで過ごします。ここでの楽しさは寮の友達との日常的な交流や休みの際の近隣国(マレーシア、ベトナム、タイなど)への旅行です。

大変だったこと

3カ国目の留学となれば、色々生活の仕方や友達の作り方など慣れてきている頃と思われるかもしれませんが、その国々や大学によってコミュニティーの形成の仕方が異なるので、毎回一から慣れていく必要があります。

アメリカ編

例えば、初めての留学だったアメリカでは、人種の壁を経験しました。私の通ったアメリカの大学では、留学生の数が非常に少なく、アジア系の生徒はほぼいませんでした。

教室のドアを開けると目の前に、数十人の白人の生徒がいる光景を想像してみてください。私は最初、この孤独感に慣れるのに時間がかかりました。たまにアメリカ系アジア人を見つけると安心しました。よく黒人同士、アジア人同士、白人同士のグループを見かけたことで、アメリカ人も同様に感じていることがわかりました。やはり、無意識のうちに同じ人種同士、肌の色に共通点を感じて精神的な安心感を感じるのだと思います。この留学では人種の違いによってマイノリティになるとはどういうことなのかを経験できました。

韓国編

韓国人は日本人と見た目が似ているので到着してからすぐに馴染めている感じがしました。韓国では、似たような見た目から、実際、韓国人に間違われることが多く、韓国語は話せませんが、韓国語で話しかけられることも多かったです。ですが、個人的には嫌な感じはしませんでした。間違われることでそれだけ私が韓国に馴染めているのだと実感できました。

一方、一緒に留学に来ていた日本人の友達は感じ方が異なりました。その子は、韓国人に間違われたり、韓国語が上手くないのに、韓国語で話しかけられることが精神的に辛かったようです。

彼女との感じ方の違いには、私のアメリカでの経験があると思います。私が留学したエリアでは、アジア人というだけで、珍しい目で見られたり、一度アジアンヘイトも経験しました。一年留学してもマイノリティであることに完璧には慣れることはできませんでした。一方、ニューヨークなど人種が多様なところに行くと、ものすごく安心感を覚えました。帰り便で、私が唯一のアジア人で、ほかのお客さんが白人とわかった時は、「またこの環境に戻るんだ、、」と現実に引き戻されましたが(笑)日本では、日本人しかいないような環境で育ってきたので、一層意識してしまったのかもしれません。

ですが、人種的にマイノリティの気持ちを知ることができたので、今ではこの経験を肯定的に捉えています。アメリカ留学を通じて、いかにマイノリティであることが生きていく上で大変でつらいことであるかを身をもって体験することができました。また韓国では、言語上の不便さを経験しました。その国の言語が話せないだけでどれだけ生活が不便になるかを知りました。英語が得意ではない韓国人と交友を深めることやアパートの契約など最初は困難にぶつかりました。これらを経験したからこそ、例えば、日本語がまだうまく話せない外国人など、相手の気持ちにより一層寄り添えって関わっていきたいと思うようになりました。

シンガポール編

最後にシンガポールですが、この国は英語が通じ、人種も、中華系、マレー系、インド系など非常に多様です。人種が多様な国では、掲示板や駅のアナウンスなどは複数の言語で行われ、宗教や食文化も多く存在します。上記の二つの国ではヨーロッパ系の留学生と関わることが多かったですが、ここでは今まで出会ってこなかった国出身の友達(バングラデッシュ人など)と交流し、初めて聞く言語やイスラム教の知らなかった考え方など、また新しく学ぶことも多く刺激が多いです!私の寮の階では私が唯一の日本人です。このような環境で、マイノリティの気持ちを理解しているからこそ、オープンマインドで他国の友達に積極的に声をかけて、色々な文化や考えを吸収し続けたいです。

以上が、3カ国留学の経験談です。まだまだ詳細に書けるところは多くあります。今後もグローバルな環境に身置いた経験と気持ちの変化などについて書いていきたいと思います。✨

読んでいただきありがとうございました😊



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