見出し画像

(あぁ、私が埋められていく…)

今日は書くことが何もないので、昨日の話を。

家族と共に、生まれて初めて砂風呂に入りました。
先に感想を言わせて頂くと、身体が非常に温まるし非日常的な体験ができて楽しかったです!

砂に埋められるのも初めてだったのですが、意外と砂って重いんですね…。

スコップでドサッ、ドサッと砂をかけられていくごとに、だんだん息苦しくなってきて

四肢の自由がほとんどなくなり、指を広げようとするとそのすき間がサアッ…と砂で埋まっていく…。

更に、お腹や胸にもズッシリと砂が乗るので、わずかに腰を浮かせることもできない。

まるで自分の身体が、自分のじゃないような感覚でした。

そして熱々の砂の中、燦々の太陽の下で、ぼんやりとこんな事を考えていました。

「もしも土葬される時は、これがもっと重苦しくなって、しかも顔にも土がかかるのだなぁ…」と

「私もいつかこうして、この世から消えていくんだな…」と

今の日本は火葬が主流なので、土葬される空想なんて何のシミュレーションにもなりませんが
(そもそも亡くなったあとの事ですし)

この日のおおよそ10分間は、自分にとっても死は必然であることを久々に思い出させてくれました。

貧相な肉つきの背中の、真っ赤な火傷痕と引き換えに…。

野乃

サポートに相応しいnoteを書けるように、サポートに相応しい人物になれるように、今後も努めて参ります。 もしも、万が一サポートして頂くようなことがあれば…泣いて喜びつつ大切に使わせて頂きます!