日記に書かないまま忘れたら成仏してる
僕は優しいと思う。
自分で言うのが間違っていると言うのなら、良くも悪くも僕の癖。
人間として他人に対して優しくして無理してでも尽くして振る舞う。
そうしてしまうから、騙される。
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僕は、大事にしてもらった相手を裏切れない。
裏切った事もあるかもしれない。けれど、裏切った時は必ず自分に心当たりがあるからか、言い訳や感情的になってしまう。
・
優しくないから、心配をかけてしまっている事もある。
・
僕は変だ。
こうして日記なんて書いている時点で、オカシイ奴だし。
それに自分と近しい人にもこんな事を晒したまま、書き続けている事もやっぱり変だ。変な奴だ。
でも、僕は皆が想ってくれているほど、は、良い奴では無いと思っている。
今の僕は良い人。
明日になれば、わからないけど、いい人だと思う。
.・・
道中、目を血走しらせながら。僕は思う。
みんなが同じような経験をしている。
よくある話というその俺も、お前も、同じような経験をしている。
それで何を得た、何を失ったのかは他人事だから聞かない。
けど、その時の当事者は全員が血眼になって、のたうち回ってる。
そこまで「極端な事は無い」と言うのなら、そこまでの経験をしていないだけだと僕は言う。それに、どこまでいっても他人事だ。どうでもいい。
・・
そこに故意があるかないかだけで、
少しでもこの話を知っている人は全員傷ついていて、
当事者の僕らは怒り狂っている。
どいつも、死ぬ時まで好き勝手に踊ってろ。
今日は飯だけ食う。
飯の肴を借りる。
・・
誰かも言ってた、人生に悩むときありますよね、って。
それを全員が「30になれば」「40になれば」と、節目はその時のように言うけど、解っているとは思うけど、年齢で指しているのは肉体的な事だけだ。
精神、心の強度や、経験する修羅場の数は年齢や時は関係ない。
・・
どうでもいい。
もうどうでもいい、疲れた。
ハッキリ一言だ。
よく考えた。
色々あったけど、ひと息、冷静に振り返るしかないから自然と我に返る。
もう、なんか、どうでもよくなってきた。
自分が、でもない。誰がどう、でもない。
むしろ、明日もこのままだったら、続く限り、と思いながらここまで書いて、思い出した。
・・
明日は遠くから友達が来てくれる。
友達と呼んでいいのかは分からないけど。
僕が他愛もないメッセージをしたら電話をくれた。
だから、どうでもいいとは言えないよ、な。
明日を待ってよう。
お互いに裏切らないように考えている内が、僕は一番、力が出る。
・・
少し、わかった事がある。
僕も他人を利用したこともある。
迷惑をかけたり、それこそ裏切りの様に他人を傷つけた事もある。
ただ、僕は誰かの名前を使った事はない。
なぜなら、そういう位置に居たいと思うけど、どこまでいっても僕が前に出てしまっているからだ。
自分にそれだけの実力や成長が無いまま、大きな人たちや、小者の尻拭いに翻弄されているのだと思う。
・
今朝、昨日あれだけ二転三転して狼狽して怒り狂っていた母がふと、新しい会合に参加した事を伝えてくるので、それは凄い、と思って聴いていたら、
「○○さんも一緒に誘ったけん」
という。
僕もそこに違和感があったので、言葉を返すと
「だって、あの人がいると用心棒になるもん!」
「私に話する時は○○さんがいるからってみんな思ってるもん!」
と言うので、ここで気が付いた。
僕は人の褌て戦おうとしたりはしない。
誰かの影や誰かを盾にして立ち回ろうとは思わない。
「共存戦略やもん、うちみたいな会社は普通にある」
というから、それもそうだと思う。そういうのが社会だと思う。
ただ、それでは無力のままだ。
会社や何かの組織、団体の力を使う事は、悪い事ではない。
ただ、いざ、最後の局面では、無力では何も得るものも無く、ひたすら死ぬまで失い続けるのだと、今の僕は思う。
人間は最後は家族がいようが一人。
最後は一人だと言うけれど、一人と独りは別だと思う。
馬鹿の相手はもう止めだ。
止めだ、止めだ、ここで終わり。
・・
ここで、中途半端に、少しでも気が楽になる事が嫌。
けれど、
このままで僕だけが消えて、無かった事にはしない。
みんなの優しさで気持ちが楽になる。
そういうのは、頑張って生きている人には良いのだ。
未来に向かって、今を必死で生きていれば良いと思う。
けど、僕は違う。
未来なんて見ていない、見えていないのだ。
人の優しさは、人の悪意を野放しにする。
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