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聴く力と、訂正する力(訂正)

今朝のひとこま。

最近世間で話題になっている事。

過去に失礼な態度を受けた人がそれを告白し、その失礼をしてしまった側が、その方に対して感謝と、その方とは良好な関係であるような発言をした事に、違和感を覚えたので書きます。

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〇失礼な態度を受けた側は、当時、相手に対して公式に感謝の言葉を述べ、失礼な態度を受けた事に関して何も話していませんでした。
そして時が経ち、その当時の事を「過去の話」として告白したのです。

●その失礼な態度をしてしまった人はそれを受け、感謝の言葉を述べ、その証拠となる写真を添付し公開しました。

☆それに対して世間は「話の意味が理解できていない」と、失礼をした側に対して批判をしています。
それと同じように、今はその方も大人になり、当時とは違うという意見や評価もありました。

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僕はどちらの言い分も共感しています。

まず前提として、その時の状況や、何があったのかは分かりません。
双方の話を聞いて並べても、真実は群像していますので、解釈は個々で違うと思います。

ただ僕が考える事。

① 失礼な事をしたと言われている側が、最初にそのことに対して、謝罪や反省の言葉を公式に述べる必要があったのかと思います。

その謝罪や反省の弁をせずに、感謝の言葉だけを書いてしまったので、相手の言葉の意味が理解できていない、と批判されているのかなと思いました。

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実は僕もその方に対して、

大人になりいい○○(職業名)さんになられましたね。
そういえば昔、○○をして○○になった人ですよね。
大事にならなくて良かったですよね。
これからも人間は成長して買われることを証明してください。

と、つい、書いてしまいました。

これは皮肉のようなものです。
過去を蒸し返すような、いやらしい奴の意見だと自分で思います。

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もし自分の事で、過去の事で、事実無根とは言えなくても、何とも言えない話をされた時(加害者、被疑者側になった時)。
そこに対してどう応えるのだろうか考えました。

① 相手に対して、まずは謝罪する。反省の弁か、後悔した上で自分がどうあるべきなのか、どう反応や答えをしなければならないのかを考えます。

もし失礼な事をしてしまった、悪い事をしてしまったと思っているなら。
そこに対して同じような回答になると思います。

反論をするのではなく、いわゆる「大人の対応」をします。

肯定や否定でもなく、謝罪と感謝の言葉。
それが最優先するべき事だと思うのです。

その謝罪が、相手が納得する形になっていない事に問題があるのだと思います。

失礼を受けた側が、謝罪などを求めていない場合はそれ以上何も言える事は無いのですが、告白している以上、謝罪が一言必要だったのかなと思います。

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「あったことが無かった事になるのは許せないし、譲らない」

僕はこう言う人間なので、もし自分が両方の立場になった時の事を考えて見ました。被害者、加害者(被疑者)、そしてその周りの関係者、部外者の立場で考えると、優先するのは大人の対応であり、当事者間で問題を解決する為の最善策の話し合いだと思います。

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話が変わります。


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僕の周りで、税金や社会保障を上げたほうが良いという話がありました。

その理由は、国債などの借金がどんどん増えていっている。これは借金なので、未来に借金を残すのは良くないという話から始まりました。

僕はそう聞こえていました。

〇 政治の裏金とか、そういう問題はあるけど、借金は膨れ上がっている。
節約と言うのと同時に、入ってくるお金(収入)も増やさなければならないという意見です。

僕は心の中では反論がすぐに出ていました。

① 税金がこれ以上、上がるのは生活が困る。
生活費について解っていないからそんな事が言えるんだ。
物価も全部がインフレと言われるくらい上がって、円も安くなっている。
生活が苦しいんだ。

② 政治家の裏金だけじゃない。今こうして目の前に問題がある。
僕が知らない問題もあるだろうし、国債についての理解や解釈も専門家の人達からすれば間違っているかもしれない。

ただ、目の前の自分たちの生活圏の中でも、税金の無駄遣いや、制度の悪用で私腹を肥やしている人たちがいる。
僕らが解っていないだけで損や泣きを見ているお金がある。
それを解からずして、綺麗事(教科書)を言うのは間違っている。

③ 税金を上げる事は、節約と言う面での問題(裏金や、諸問題全部)を解決するよりも先に実行されてしまう。

税金を上げた後から
「この問題を解決しろ」
「このことが議論されていない、進展していないぞ」
と訴えて議論をしたとしても、それは後手に回っているだけ。

まず税金や社会保険料を上げられてしまった後では、僕ら(国民)は苦しい状況を強いられた状態で、問題解決をしなければならない。

それでは、税金を上げた側(国や政治家)の言い分だけを最初に通す形になる。

(どちらも大事だけれど)

自分達が不利益を受ける状況は、極力避けるか抗うべきだと考えます。

これはバランスの問題です。
どちらかを否定している訳でも、どちらかに偏ったスタンスを取る訳でもありません。自分達の生活や状況が悪くなる選択肢や物事に対して、せめて対等な条件にまで自分たちを守る必要があります。

税金を上げるのは簡単とは言いませんが、「増税」のひとつで状況は大きく変わります。不利益を受けます。
その反対の意見は「色々ある問題」というザックリとした内容に僕はそう見えてしまいます。

交換条件で相手の言い分を通す場合は、こちらも明確な条件や目標を定めて決めなければならないと考えます。

「それを言い出したら色々あるからな…」と、こちらの主張となる条件や目標が無い状態では、例え方が少し間違っているかもしれないけれど、攻守のバランスが取れていないと今は考えます。

営業活動と同じで。
こちらの主張と相手の主張とを並べて、折り合いのつくところで納得し、話を纏めなければ、相手の意見を受け入れてからではこちらは損をするという現実を僕はこの一年間で実感しました。

大人になるとそこまで考えなければ生活を守れない。
そう経験したのです。

この4つが僕の反論と思考です。

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そう考えながら、相手の話を最後まで、相手が伝えたい意見を正しく聞くまでは、反論してはいけないと思い、自分の意見も忘れないようにしながら、相手の話を聞いていました。

この相手の話を聞くという事は、僕にとっては今はまだ少し体力や心の余裕みたいなものが必要です。

すぐに反論するのは良くないと思うのです。
反論したくなる気持ちもよく分かります。

「何言ってんだ」
「何も解かってないな」
「子供みたいなことを言うな」

反論や、非難、指摘にしろ、相手の話を遮るのは簡単です。

そこで自分の意見も、相手の話を聞いて理解することも同時に必要になってくるのです。

https://logmi.jp/business/articles/329689

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僕は今まで、大事な事が見えていなかったのだろうなと思ます。

何が大事なのか。
それは仕事でも私生活でもどの場面でも同じだと思います。

何が問題点で、何が求められているのか。
大事な部分とは違う部分で、悩んだり考え込んでしまったり、上手くいかなくなってしまう事が多いのだろうなと、自分を振り返りました。

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最後に。

僕が言い訳がましく聞こえてしまうという話を日記で書きました。
その考えの途中経過を最後に書きます。

僕は誰かに指摘や注意を受けた時。
「ごめんなさい」「申し訳ありません」の次に説明をします。
それが言い訳に聞こえたり、余計な一言になってしまっている事です。

「すみませんでした。(何故なら)○○でして」
「ごめんね。○○だったから」

この言い方に問題があるみたいです。

一旦は謝罪だけで終わらせて、改善してから、
「○○という事があったので、こうしたのですが、すみませんでした」
という風に話をすれば良いと思いました。

ただ、まだこれには結論が出ていません。
何故なら、その場で一方的にこちらが悪になってしまう可能性は否定したいからです。
その場合は、どちらに問題や非があるのかは大事な部分です。
ただ、相手の言い分をすべて受けて聴く必要もありません。

冷静に受けて、情報や心を整理してから応えれば良いのかなと思います。
そう簡単にできる事では無いのですが、がんばります。

ご清聴ありがとうございます。 ぺこり

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