見出し画像

「正の外部効果」をもたらす活動としてのまちづくり活動


「人は集まると何か良いことが起こる」は本当か


先日、とあるまちづくり活動家が「目的なんて後でいいんだ、人が集まれば何か(いいことが)起こるんだ」という熱い信念を語っていた。その熱は私にも伝播し、胸が熱くなるのを感じたものだ。

一方、すぐに冷静になって考えた。こういうのを「熱伝導率が高い」という。もしくは「熱しやすく冷めやすい」という。

マトリフ師匠から褒められるくらいに冷めた頭で考えると、多分、「人が集まる」と「必ず、誰にとっても良いことが起こる」というのは拡大解釈で、それより「良いことが起こりやすくなる人がいる」という方が実態に近い。当たり前だが、大抵の人文学的な「教え」がそうであるように、「誰にとってもそうだ」というわけではない。

では、たくさんの人が集まると、何が起こるのか。

ここから先は

1,591字
まちづくり絡みの記事をまとめたマガジン「読むまちづくり」。 月額課金ではなく、買い切りです。なので、一度購入すると、過去アップされたものも、これからアップされる未来のものも、全部読めるのでお得です。

まちづくり絡みの話をまとめています。随時更新。

サポートされると小躍りするくらい嬉しいです。