まるきっり変わった感情

今のメンタルクリニックに通ってから早いもので5ヶ月が経った。

あの日から私は毎日寝る前に5種類の薬を欠かさず飲むことで、安定した人並みのメンタルを保てるようになった。

欠かさず、ここが本当に肝だと思う。
今までの私は、調子がよくなるとつい治療を、通院を、薬を自己中断してしまっていた。
そのせいでいつまで経っても良くなるものも良くならなかったし、去年の秋のような史上最高の死にたいに遭遇するのも無理なかった。

今のメンタルクリニックに通い出して最初の頃も一度、通院を自己中断して地獄を見た。
もう自分は薬がないと生きていけない、もとっも自身の病は一生薬を飲み続ける必要があることを痛感した。
何だかネガティブな印象を受けるが、言い換えれば薬さえ毎日欠かさず飲めば普通に過ごす事ができる。


今、私はあの頃が嘘のように精神的に楽になった。
一番は『死にたい』と、思うことがなくなった。
私にとってその死にたい、俗に言う希死念慮は当たり前の感情だと思っていたし、多かれ少なかれ自分の中に常に存在しているものだとずっと思っていた。
でも、それは違った。
薬をしっかり飲み続けてからは、死にたいどころかメンタルが落ち着いた事で先を見通せるようになって、生きるモチベーションができた。

過去の私の感情を否定はしない。
でも、当時の私はその死にたいの状況が、辛く、苦しい時間がずっと続くと思っていたからしんどかったんだろう。
でも、生きてこそ、そして心の調子を整えて、心が安定したらその次がちゃんと見えてくる。

今の私は、自分の病と折り合いをつけながら、決して悲観的にならず前を向けている。
もちろん自分一人の力ではない。
私を支え、見守ってくれている人が自分にはたくさんいること、そのサポートがあって今の私がいる。
その人達のためにも日々元気でいたい。
それが今の私ができることなんじゃないかと思う。


どん底にいたからこそ気づけたこと、見えたものがたくさんあった。
弱い自分から逃げないこと。
病気と向き合うこと。
そして、自分らしい生き方をすること。
自分が今の私を肯定できるように、好きだと言えるように生きること。

また一回り成長できた気がする。

過去よりも、未来よりも、今を大事に、今日を1日を生き抜いた私を褒めて愛して。
それの繰り返しでいいんだろうなと最近は思うようになった。

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