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スマートウォッチを正しく使う

今回はハッシュタグに触発されて「#買ってよかったもの」について書きます。

趣味でランニングをしています。
当初はダイエット目的で始めましたが、性に合ったのか徐々にハマりまして。
距離やらペースやらを気にしながら走るようになってはや2年。
ランのおかげで体重はかなり減らせました(98→74kg!! 元々太り過ぎていただけ、とも言えますが...)

走り始めた頃は平素から使っていた「Apple Watch」でランの距離を測定していましたが、バッテリーの消耗が激しいのですぐに断念。
その後スマホにナイキのアプリ「Nike Run Club」をインストールし、スマホで計測していました。
このアプリは記録がとてもわかりやすく管理できて、本当に重宝しました。

時は流れて今年の5月。
体重は下げ止まり、BMI的にもこんなものでいいか、と思えるようになってきたところで、急にランニングへの意欲が高まりました。
運動について欲が出てきた、というべきでしょうか。
そこで一人決起。フルマラソンにエントリーしてみることにしました。
私の走力はほんとに初心者中の初心者ですので、フルマラソンとなればかなり長時間(7時間とか!)の連続作動が必要になりそうでした。
これはさすがにスマホのバッテリー切れるんじゃないの?
大会の行き帰りの道中もスマホ使うでしょう??
そこでランニング専用の新しいスマートウォッチを購入することに。いろいろレビューを眺めてきょろきょろした結果、決めたのがこれでした。

GARMIN ForeAthlete235J

一般的に、GPS機能と加速度、心拍数を測定する機能が付いているBluetooth腕時計がランニング用のスマートウォッチと呼ばれるものだろう、と思います。
これらの機能によって、走ったコースやかかった時間、ペースなどがわかり、心拍数から運動の強度が推測できます。そのデータはスマホやPCで管理します。
このGARMINのスマートウォッチ、お値段は結構しましたが操作はとっても簡単で動作は安定、バッテリーも十分強力。10時間くらいは余裕で連続測定できるすぐれものでした。
GARMIN社のアプリ「Garmin Connect」を使うとデータの管理が簡単にできて、すぐに見やすいグラフで眺められたりするのでモチベーションの維持にたいへん役立っています。
これもこの買物の嬉しいポイントでした。

私はこの腕時計を使うことで、初めてちゃんと心拍数を測りました。
いろいろ運動のことを調べてみると、運動の強度をマネジメントするには心拍数という指標がとても大事なようです。
それらの知識も(何となくですが)ちょこちょこと補充しつつ、ランニングを続けることができました。
GARMINの導入でランニングの世界がすごく深まりました。

5月にエントリーしたマラソン大会「神戸マラソン2019」には運良く当選しました(倍率はなんと3.92倍!)
大きな怪我なく準備ができて、11月17日の本番に予定どおり出走しました。
結果はなんとか命からがら完走(この辺もいつか初マラソン奮戦記としてnoteに投稿したい!)
完走が目標だったので大満足でした。
これもひとえにGARMIN様のお陰でございます。

ところで、初めてのフルマラソンが近づくと誰しもすごく不安になるものだと思います。
どんなふうに走ったらいいものか。いろんなサイトやらブログやらを漁っていたとき、次の文章に出会いました。

骨子は
「目標ペースに縛られすぎない。最初から最後までイーブンペース、という戦略がうまくいくことはまれ。その日の調子を感じつつスローにスタート。徐々に上げて、余裕あれば終盤に記録を目指すのが吉」
というものでした。

この中で「時計が先ではなく、体の感覚が先」という言葉がとても印象的でした。
自分の体の感覚を優先して走り、それを時計で確認してレース展開を考えていく、というのがマラソンのペースの正しい考え方だ、ということでした。

確かにGARMINをつけるようになると、ランニングの途中でしょっちゅうペースや心拍数などの数値を見るようになりました。
特にレースの前の数週間は諸々の不安が頭の中に渦巻き、それはもうひたすら時計をみて何やら計算しながら走ってました。

時計はあくまで走るための道具であって、タイムに合わせて走るのはおかしい。
時計が示すデータとにらめっこ。
今キロ何分ペース?心拍数は?最大心拍数の何%?
データのために走るのではなく、自分が走るのを助けるために時計がある、という観点が大事なのだろう、と感じました。

うまくスマートウォッチを活用することによって、ランニングについての充実感、自己コントロール感が増すのではないか。ひいては「自己肯定感」なんていうのも向上するかもね、などと、人生初マラソンのつらかった体験を思い返しながら考えています。


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