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妊娠報告のタイミング

妊娠して最初に悩んだこと。
それは、妊娠報告のタイミングだった。


出産するまで、誰にも言いたくない。。。

誰にも知られずに、ひっそりとお腹の子を産みたい。。。

何故か、そんな気持ちが湧き上がっていた。
今でも理由はわからない、不思議な感情だった。


でも、言わないことで、迷惑をかけたりするかもしれないし、両親や友達から失望されるかもしれないし。。。
やっぱり、言わなきゃだよなぁ。
ということで、真剣に悩んで、報告のタイミングを図ることにした。


以前に、妊娠10週目に稽留流産を経験していたので、今回の妊娠は10週目より前に、誰かに妊娠報告する選択肢はまず思い浮かばなかった。


でも正直、もう8週目の時点で悪阻と眠気がつらくて、いっそのこと、上司にサクッと報告してしまって、体調の悪い日は簡単に休みを取ることができたらどんなに楽だろう、と思いながら毎日仕事に行っていた。



「早く報告してしまおうか。」

「いや、まだ安定期にはいってないから黙っておこう。」


毎日、考えがクルクル変わってしまう。
悪阻と眠気の回らない頭で、ずーっとくるくる。



結局、上司に報告したのは12週目になり、悪阻も眠気も少し落ち着いた頃になってしまった。

産休・育休を取得したかったので、引き継ぎ期間も考慮すると、報告をこれより先延ばしすることができなかった。仕方なかった。


その後、安定期に入ってすっかり悪阻も眠気もなくなった、16週目に親友と両親、20週目に職場の同僚に報告する形となった。


報告するまで、近しい同僚は、妊娠に全く気付かなかったようだ。むしろ、さほど近しくもない男性の同僚には、すぐに気づかれたから、不思議である。

報告が遅いと言われないか心配していたが、そんなこと言う人はおらず、むしろ、私が不妊治療をしていることをみんな知っていたせいか、とても喜んでくれた。
改めて、良い仲間に恵まれて仕事ができていることに、感謝した。



余談だが、職場で飲んでいた悪阻対策のレモン果汁入りの炭酸水は、健康のために飲んでいるものと思われていた。
あんなに吐き気を耐えながら仕事していたはずなのに、それくらい私は平気な顔をして仕事をしてたのか。それとも、表情が乏しいのか。笑。
いや、それほどまで、普段、興味を持たれていない存在だっただけだよな。笑笑



実両親に報告するのも、安定期に入ってからだと遅いじゃないかと怒られるのではないかと心配していたが、母親に「お母さんは8ヶ月に入ってから両親に報告したから、あんたは私より早い方。大丈夫。」と斜め上からの回答が返ってきて拍子抜けした。報告のタイミングは問題なかったらしい。良かった。。。



産休の日が近づくにつれお腹は少しずつ膨れていったが、初産だからか、制服のせいか、あまりお腹は目立たなかった。



そのため、取引先の業者さんや、たまにしか会わない部署の人には、お腹が目立ってきたら報告しようと思っていたら、産休に入るギリギリでの報告になってしまった。なので、急に産休の挨拶に行って驚かせてしまった。これは本当に申し訳ないことだった、と反省している。


一番悩んだのは、妊活中の友人への報告だった。

これも、悩んだ結果、安定期に入ってしばらくしてから会ったときに、淡々と報告した。


というよりも悩みすぎて、他の友人よりも報告が先延ばしになっしまい、お腹の膨らみが目立ち始める前までにはしようと思っていたら、こんなタイミングになってしまった。


果たして、あのタイミングでよかったのか、未だに分からない。今でも聞けない。
もしタイミング間違えていたら、ごめんなさい、と内心今でも思っている。



どうか、思い詰めていませんように。。。



特に「今度こそは!」と気合を入れて治療した周期のリセット直後にこんな事聞くなど、地獄以外の何にも表現できないのを知ってるから。


私だって、辛かった期間があったから、友人にも、いつか、笑える日がくるように祈りながら、報告した。


妊娠の報告は、難しい。

日頃の関係性や、業務への影響。


いろんなことを考えながら、ベストなタイミングを探らなければいけなかった気がする。

まあ、悩んでも、考えても、ベストかどうかなんて、答え合わせができるわけじゃないんですがね。笑

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