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田中優子法政大元総長の言葉 on 9/27 in front of 国会国葬

「国葬」中止署名呼びかけ人のひとりである田中優子さん(法政大学前総長)がスピーチ。
書き起こしは、柏尾安希子(神奈川新聞記者)さんによるもの。

「『国葬』は、権利と権威を政府に与えてしまう。私たちが不断の努力を怠ったら、ファシズムへの道につながる。これからも注視して、常にたたかっていかなければならない」。

「いま皆さんのこの集まりを拝見しながら、私の中で一つ、とても大事な言葉がずっと渦巻いています。それは現在の日本国憲法が言っていることです。民主主義と人権は不断の努力なしには実現できません。一層、私たちは不断の努力をしなければいけない、そういう時代になりました。国葬は大日本帝国憲法の遺産、異物です。国葬は天皇が自分の家臣、家来である政治家をおくるために行ってきたものです。それを今この時代にやろうとしていることは、どういうことでしょうか。これはまず一つ、国会の軽視です。国会の軽視は国民の無視です。民主主義の破壊です。この事を私達はいつも心にとめておかなければなりません。私たちは無視されました。これからも恐らくそうなります。なぜかといえば、今武道館で行われていることは、安倍政権に権力だけではなく権威を付与するための事だからです。国葬は権力と権威をそこに与えます。今の政権に与えてしまいます。この、時代を誤った、全く時代を錯誤したこの動きを私達が一旦認めてしまって不断の努力を怠ったら、それはファシズムへの道です。それはもう始まっているのかもしれません。私達はそれを見つめていかなければなりません。私は国葬に反対しますがそれだけではありません。
今から始まる不断の努力を皆さん一緒にしていかなければなりません。これからも注視して、国会で何が議論されるのか国会がどのように無視されるのか、あるいは国民がどのように軽視さえるのか、民主主義がどのように破壊されるのか。その兆候を私達は見つけて常に戦っていかなければならない、そう思っています」

https://twitter.com/KJvdcYYG7rONyUl?t=dGPH1dpwii7qTSMikzC36w&s=09

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