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毎朝戦場に向かう企業戦士の命は永遠じゃない

週が明けた月曜日。
今日はいつも以上に憂鬱だった。

出勤前の気分はさながら、死ぬことが分かっている戦場に赴く兵隊の如く。

それも、体力も尽きて息絶え絶えの一突きもすれば即死してしまいそうな。

鎧もなく、武器も壊れ果て…

とにかく満身創痍だった。

黙って電車の揺れに合わせて体を動かす人間たちが1つの箱に詰められてごとんごとんと運ばれる様子が異常に思えた。

無言の大人たちがゆらゆら揺れながら労働場所に運ばれる。純粋に怖い。

通勤時の毎日の光景とはいえ、今日だけは箱詰めされて揺られる人間の一員になっている自分にゾッとした。

なぜこんなことを書き始めたのかというと、最近キャリアやら結婚やら人生設計やら、何だか疲れてきたからだ。

独身女、家庭もなく時間を費やすのは仕事。

かと言って、華々しいキャリアかと言うとそうでもない。

頑張っても報われないとはこのことだ、と言わんばかりに好まない奴がお偉いに気に入れられ昇進していく。
自分は正当な評価をされているのだろうかと不安になる。
忙しいし、業務量に忙殺されて余裕を持って働けていない自覚がある。
考え方を変えて、「仕事なんて人生の一部。昇進しなかったからって死ぬわけじゃない。別にどうでも良いじゃないか」と思えど、自分には今のところ頑張れているのは仕事しかない。

仕事が何だって言うんだ、他にも色々あるじゃないか、と周りを見れば子供を抱いている友人や同期たち。

結婚して幸せそうな後輩。

あれ?私は何してるんだ?

仕事に首を締められ疲れ果てた自分に周りとの落差を感じる。
 
一度しかない人生、貴重な時間を疲れ果てた自分で過ごしたくない。

そう思うのに、これからしたいこととか、なりたいものとか、何だか頭が働かないのだ。

リフレッシュが必要なのは分かる。休憩が一番必要なのも分かる。

きっと気分転換すればまた よし、頑張ろう。と思えるのだと思う。

忙しくて睡眠時間を削っているのも悪い。

こんな状態だから創作意欲も湧かない。自分を軌道修正してあげないといけない。

揺られる企業戦士、そして働く大人たちの命はひとつしかない。

23時前、私は今、このnoteをジムのトレッドミルの上で歩きながら書いている。

そう、そんな時間があるなら寝ろと思っただろう?

私もそう思う。

食って、よく寝て、笑って。
それが理想だ。

腹が減っては戦ができぬ。

片膝を付きそうな企業戦士、明日も戦いに戦場にゆく。

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