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うつ病特有の「体調の波」に名前をつけて良かった話

記事を訪ねてくださりありがとうございます。
素直なおなすです。

前回の記事はこちら。

今回はおばばの話第2弾です。
内容としてはまあタイトルの通りなのですが。

結論から言うと、個人的には名前をつけて良かったこと、結構あるのです。

*あくまで個人の考えということをご理解いただいた上でお読みください*

1.他人に伝えやすい

これが私の中では非常に有難かったのです。

「体が3倍くらい重くて、頭がぼんやりしてて回らなくて、胸の奥がずーんと重たく悲しい感じで、でもそわそわが止まらなくてしんどい...」

と説明するよりも、

「今超巨大おばば乗っかってる」
「おばば来てて心にも侵入してる」

と伝えた方が、私も周りも色々簡潔に済むのです。

「おばば」がどういうものか、周囲にもわかってもらうことが前提となりますが、多少元気な時にその説明をしてしまえば、あとはしんどい時に「おばば」を登場させるだけでいいのです。

2.どんより度合いが軽減される

「しんどい」「悲しい」「辛い」「苦しい」「いなくなりたい」。
いろんな思いが頭を巡ります。
正直、症状が一番酷かった時は、人生の中で一番辛いと感じるほどでした。

ただ、支えてくれている周囲の人にわかってもらおうとこれらの言葉を伝えると、なんとなく、どんよりした空気が私たちにまとわりついてくる感じがしていました。
言葉のもつ威力なのか、それらの言葉に引っ張られてしまうのか...。

そこで「おばば」です。

しんどいながらも、
「今日ね、おばば乗っかってきて、なかなかいなくなってくれないんだよね。お茶飲みに来たまま帰ってくれない」
と言うと、なんとなく、笑い話っぽく伝えられるのです。

周りも、
「あら、お茶飲みおばばかい」
くらいの軽めの反応で返してくれます。

3.症状と仲良くなろうと思える

キャラクター化したことで、特有のしんどさも受け入れられるようになりました。

最初は全身に力を込めて抗うことに必死でしたが、徐々に体の力を抜いて、ただただおばばが去るのを待つこともできるようになりました。

ちょっと恥ずかしい話、1人で過ごしている時におばばが来て、
「いやちょっと待って、来るタイミング考えて欲しいんだけど!」
とおばばに向かって話しかけたことがあります。

キャラクターとして考えることで、本来の自分と切り離して客観視できるのかもしれません。


以上、おばば話第2弾でした。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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