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「darling」を誰に使うか?

今月は『学びラボ4U』のRyo先生にオンライン授業をしてもらいました。私からのオーダーは「英語の絵本を読んでみたい」です!

英語が大嫌いだった私がなぜ今さら英語の絵本を読みたいか?それはRyo先生に英語についてをざっくり90分パフォーマンスしてもらっただけで英語って学びなおしできるかも?と思ったからです。

学びなおしといっても中学英語からやり直すような根性はございません。なので手元にある娘の習い事ラボ・パーティの教材、英語の絵本を使ってみました。(本棚に並べているだけではもったいないしね)

すると先生は英単語のコアイメージをつかむ(訳読式)について説明してくれました。コアイメージって初耳!なに?後で調べるとnoteでも英語の『コアイメージ』についてを解りやすく投稿されてる方がいましたよ!

英単語って辞書を引くと色々な意味があるじゃないですか。英単語の使用場所、前後の文脈で単語のとらえ方を変えるということを、きちんと理解していなかったんだな私。木口さんの投稿も面白くておススメです。

さて『ピエールとライオン』というお話の中でピエールが何度もこう言います。『I don't care!』
これは。「ほら、あなたはどうするの?」「何食べる?」「一緒に出かけるわよ、早く支度しなさい!」と言う親に対して子どもが「もう!うるさいなぁ~」「どうでもいいよ、そんなこと」とよくあるシーンでのセリフ。

「care」の意味を調べると「お手入れ」「心配」「不安」などから「もう!うるさいな~」と文脈に合わせてそうとらえていきますが。なんかちょっと不思議で面白い。

私は英単語に微妙に違う複数の意味があることを面倒くさいと感じていたんだなぁ。そして学校の英語のテストで正しい答えを書くために全部ちゃんと覚えなきゃというプレッシャー。そりゃ好きにはなれない。

でも英単語をちゃんと暗記しないと英語は読めないって思っていた私もコアイメージを使いこなせばなんとなくわかるかも?

先生は言います。わかりやすくいうと『Good morning!』は『Good morning!』でいいんですよ、誰もそれを「良い朝~」なんて訳さないですよね?

確かに~!英語は英語でとらえろと?ふむ。簡単そう。でも慣れるまではむずかしいかな。でもなんかいいね!

次に私がつまづいたのは「would」の使い方のコアイメージ!助動詞ってなんか面倒くさい。(面倒くさがり・・・)動詞を意味づけする?しかも未来の助動詞「will」を過去形でどうとらえるか?ってところで頭はパニック。

ここでは書ききれないけれど先生の説明で一番ピーンときたのがこれ!
「過去形になると、現在はもうそうではない、現実とは違う遠く離れたこと」つまり「現実とは違うかもしれないけど~なの?」と少し遠回しな表現となる。それが丁寧語として使われているんだよ!

英語での丁寧語ってそんなふうに時間軸に気配りして言い方を変えているの?手元にある英語の絵本の中には「would」が続出しています!「would」のコアイメージが分かった瞬間になんと「早く全てのwouldを捉えてみたい!」となりました。これぞ学びだ!なんかゲームみたい?

最後にタイトルに出した『darling』ですが。どうしても愛しい人、つまり恋人同士などで使う照れ臭い言葉に感じません?ピエールとライオンではお母さんが我が息子に「darling boy」と使っています。かわいい坊や?とかそんな風に使うのねとコアイメージとしてキャッチできましたよ。

じゃぁ、ピエールの女の子版、おてんば娘って「jumping girl」かな?というと先生が笑顔でそんな感じかもしれませんね!とコアイメージをつかんだ事を喜んでくれました。

後日ラボ・パーティの和訳を確認すると「darling boy」を「わたしの宝」と訳しているのを知り、私は胸がじーんとして、ラボっ子の未来に光が見えました。

すかさずRyo先生に伝えると、子ども向けに読み聞かせることを前提としてリズム感にまでこだわった素敵な翻訳ですね!何より母親の子どもへの無償の愛を感じずにはいられません!と言う先生も最高です。

声に出して読む文章って英語でも日本語でもリズムがとっても大切、だから読んでも聴いても心地が良い、それが「これ読んで」につながる。娘がラボ・パーティにはまる理由はもっとあると思うのでまた今度紹介させて下さい。

あ、「おてんばな」をRyo先生が調べてくれて「bouncing」。「跳ねる、弾む」のbounce。なので「jumping girl」でOK!と、とっても嬉しい連絡により更に英語が楽しくなった私の話でした。

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