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天橋立の小旅行 前編 やりたいことから選んだ旅の目的地

2020年の8月、夏休みに一泊二日の小旅行を計画した。当時書いた日記を掲載する。

2020年の8月はプライベートで色々あって疲れていたので、心ゆくまで温泉に浸かって酒を飲み、あとは漫画を読んだりして気ままにゴロゴロしたいなと思った。温泉に入って漫画を読みたいのなら、健康ランドでいいのでは…?と内側から湧く疑問をスルーして場所を選ぶ。

【今回の旅の希望】
観光はそんなにしない
温泉に浸かりたい
美味しい海産物が食べたいな
景色が素晴らしいところがいい
行ったことのない場所に行きたい
すごい神社の高価なお守りがほしい
 ※後述

条件はこんな感じ。
それから導き出された解が、日本三景と称される天橋立である。

天橋立、めちゃくちゃよかった!! 
当時書いた天橋立プレゼン短文感想。

初めて来たんだけど、小さな町でのどかで、でもたまにめちゃくちゃオシャンな店もあって、海鮮が旨いし温泉も出る。鯛がすごかった。優勝


当日、天橋立駅に昼すぎ到着。この時、わたしの中で海鮮丼にするかご当地ラーメンにするかで葛藤があった。ラーメンを食べたくなるとき、わたしの場合完全に疲れている証拠だ。検討した結果、ラーメンが勝った。旅の目的がどこかへいった。いやまだ明日もあるし。

人気のラーメン店に並ぶ。炎天下20分並んで死にそう。でも漂ってくる匂いがおいしそうで諦められない。ラーメン一杯650円。めちゃくちゃ安い。チャーシューが柔らかくトロトロで厚切りが3枚も載っている。旨い。太麺はもちもちでスープは醤油ベースにかすかな酸味があって新感覚。ザク切りの玉ねぎが中華っぽい味付けでいいアクセントになっている。この味にハマる人はハマりそう。個人的に好みとはちょっと違うけど美味しかった。

650円って!!! チャーシュー厚切り3枚も載って!

※天橋立駅を出て右に3分くらい歩いた道路の向かい側にある。

腹が満たされたものの、宿のチェックインまでまだ時間があるので、仕方なく観光することにする。じゃあまあ一応、天橋立でも見とく?みたいなテンション。

リフトで向かう(これは下っているところ)

ビューポイントに行くには、リフトで登るしかない。リフトに乗るのは雪山のゲレンデ以来ではないか? テンションがあがるものの、直射日光を浴び続け暑くて死ぬ。

サザエさんのオープニングで見た気がする。

これが天橋立か〜。ローテンションだったけど、天気も良いので美しく、すっかり楽しくなってくるお調子者のわたし。遠くに見える島が(島?)日本海なのに遠浅で白浜なのが珍しく感じる。西日本の日本海はみんなそうなのかな? わたしの知っている日本海の海水浴場は岩か黒い砂だからね。昆布が漂着してるし。(小樽ドリームビーチ)

明日の予定はこの天橋立の先の地へ行く予定だ。どうやって行くかはまだ考えてなかったんだけど、ふと「歩いて行ってみたいな」と願望が浮かぶ。えっ、マジで? あそこ歩けるの? 観光船とかバスで行くんじゃないの? てか距離どれぐらいあるんだ。調べると徒歩1時間ほどとある。ええええ^^ 歩けるのか〜。レンタルサイクルもあるけれど?と打診してみるが、己が「歩きたい」と譲らない。まじか…この炎天下を…。明日の予定が決まった。暑いので早めの時間に出発することにする。

天橋立繁華街

18時。
天橋立駅近郊では突然シャッターを閉める音が相次ぎ、あたりを見渡すと、食事処も土産物屋も閉店の準備をしている。早い!!
今日が平日だからだろうか。18時をすぎると元々少なかった車の往来も途絶え、町はゴーストタウンのようになってしまった。すごい!! 面白い!!
化粧水などをコンビニで適当に買おうと思っていたが、天橋立駅近郊にコンビニ御三家はないのでみんな気をつけて。ホテルで夕食付きのプランにしておいて良かった、と思うが後に夜間営業している素敵な創作和食のお店を発見して頭を抱えた。

それがこのお店。再訪したら絶対行く。

夜間営業している明らかにセンスがいい創作和食のお店。残念ながら今回は行けなかったけれど、次回行きたい。
わたしは美味しければ店構えのデザインなど全く関係なく好きなんだけれど、オシャレで味がいまいち…という店がこの世で1番好きじゃない。何故なら割高な店が多いから。でもオシャレな店はセンスがよく味もそれに比例することが多いんだよなあ。旨い店への嗅覚は、とにかく勘です。漂う匂いがすでに美味しかったら絶対当たり。

天橋立駅近郊は町が小さくお店も少ない。30分位で全て見て回れるほどだ。建物は古く昔ながらの趣きがある。そのなかで、3軒ほど二度見するようなオシャレな店があるので驚いた。

●CAFE

自家製レモネード美味しかった

天橋立駅出て右に2分くらい歩いたところにある。素敵な外観なのですぐわかる。メニュー写真で目を惹いたのが、シナモンやコリアンダーシードなどが入った、自家製スパイシーレモネード550円。炎天下20分待ちからの屋外ラーメン、直射日光直撃リフトのコンボでデロデロに汗をかいていたので、山から降りたら絶対ここのレモネードを飲むと決めていた。美味しくて一瞬でなくなった。味も盛り付けもかっこいい。

●宿
駅すぐのホテル。
1人なのに広い和室で贅沢。テラスからは一面海!
最高〜。iPadも持ってきたので、思う存分絵も描けるぞ〜(成果はなんとなく絵を直して終わった)

造りは古いけれどきれいです。
洗面台2ボウル推せる。(※1人)

アメニティはPOLAでした。よかった化粧品ゲットできなかったからひと安心。このホテルの推しポイントは温泉が出ることと、露天風呂があること。サウナが2種類ついていること。やったー! 早速夕食前にひとっ風呂浴びてサウナ3セットキメると意気込んでいたのに、当時コロナの影響でサウナは禁止とのことで泣いた。
屋外にある壺湯は、源泉かけ流しである。
源泉かけ流し大好き! ろくに読みもせずドボンと浸かると冷たくてびっくり。源泉30℃前後とのことで、この水温がもうほんと熱くも冷たくもなく、無限に入っていられる。目の前は海で水の音しか聞こえない。入った途端に無状態で、うっかり解脱するかと思った。
風呂後はホテル内を散策したり、お土産コーナーを覗いたりして、夕食の時間に。夕膳で出た鯛の刺身が最高だった。あと新生姜の炊き込みご飯。初めて食べた新生姜の炊き込みご飯は、妙に気に入ってしまい食べ過ぎた。写真は撮り忘れた。

食後休憩をしたらもうひとっ風呂浸かりたくなり、大浴場へ。ちょっと熱めのお湯が気持ち良い。温泉に入りたいと思ったら、即実現されるこの状況最高。温泉つきの旅は最高だ。
明日は天橋立縦断なので、早めに寝ることにする。朝風呂も入らないといけないしね。
(つづく)

中編

後編


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