見出し画像

先祖供養はすべきか?

●そもそも先祖供養の意義とは?
もうすぐ彼岸が近いということで供養ネタ。
よくお盆や彼岸の時期が近づくと、村の長老クラスが
『先祖ば拝まんばぞ~』(ご先祖を大事にしないといけないよ)
と口をそろえて若人に啓蒙活動をしだす。

●感覚的にはわかっているが…
読者の中には帰省したタイミング等で墓参りや仏壇に手を合わせたり
して何となく『ご先祖は大事にしないとな~』とお思いの方もいるかもしれない。
ただ実際に長老クラスでもそもそも論の『なぜ先祖供養をしないといけないか?』の疑問に答えれる人はおらず、私の地元でも同様で『先祖のおかけで生きとるとやけん。当たりまえたい。』と言われるのが関の山である。

●供養コンサルの中で見えてきたこと
逆にじゃあ供養をできない状況が続く、あるいは供養の文化すら伝承されなかった場合はどうなるか?と疑問を抱いた方もいらっしゃるだろう。
私自身は僧籍を所持してはいないがヒーラーという形で家系の供養状態などをリーディング依頼されることがある。またその中で供養をしていないと
『生きている人』にどういう影響が表れるかを間近で見てきた人間でもある。その中で感得したことは『生きている人』と『亡くなった人』は繋がっている。である。

●必要な人が供養されていないと…
特に事例として顕著なのは家系の中に自殺者がいる家系の方である。
もちろん様々な事情で自ら命を絶たれた方にはお悔やみを申し上げるのだが、供養の側面でいうとその方だけでなく子孫や関係する親族へとそれは波及していく。自殺者家系の場合はそもそもそれ以前に供養ができていないケースがあるのだが、自殺者が供養されていない場合は、直系、傍系に限らずあらたに自殺者を出してしまう可能性が非常に高い。

●サインは関係性の濃いひとへ
そして、そのいわゆる『供養が必要です。供養してください。』という
サインはその亡くなった方と生前、親交の深かった親族などに出ることが多い。例えば、その方が姪っ子をとても可愛がっていた方であるならその姪っ子さんにうつ、ひきこもりなど自殺直前のような同様の精神状態を呈していく。

●先祖供養はディフェンス
ここまで聞くと亡くなった人のために何で生きている私たちが供養をしないといけないのと思った人もいるだろう。先祖供養はやって何かいいことがあるというよりも、やらないことで起こるマイナスを未然に防ぐという要素が強い。プラスを生み出すというよりもマイナスをゼロになるべく近づけるようなイメージだ。

●ほとんどはそのマイナスに気づいていない
ただ実際、今では核家族化や都心のマンション暮らしなどが増え、そもそも
仏壇がないとか、供養習慣自体がないとか、根本的にごっそり抜け落ちて
しまった感がある。ただ、エネルギーの専門家として提言するとだからといって先祖とのつながりが消えるわけではないし、むしろそれは引き継がれるものと思った方が良い。

●忙しい人はまずロウソクに明かりを灯そう。
とはいえ、実際、供養をするとなるとどこから始めればよいのか?
と疑問を持つ方も多いはず。そんな方にはまずロウソクを灯すことから始めることをおススメする。仏壇がない方はロウソクを灯すスペースを確保して仮設仏壇風コーナーを作ると良い。

今は百均などに豆ローソクなるものが存在し、5分程度で消えるものが売られている。某祈祷寺の僧侶の方曰く、
亡くなった方が一番欲しているものは灯明(ロウソクの灯)なのだそうだ。
秋の夜長、あの世とこの世が近づくと言われる彼岸。一本のロウソクにご先祖への想いを馳せつつ祈りと共に、灯りをともしてみてはいかがだろうか。
きっとその光はあちらの世界へも暖かな光として届くことだろう。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?