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※フィクションです。 信じないでください。絶対に。 Twitterからnoteへお引越ししてきました。 怖い話を掲載しています。 フィクションですよ。本当に。

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増えた子?消えた子?

怖い話を読んでるとよくあるじゃないですか。 『いつの間にか一緒に遊んでた子供の人数が増えてた』って。 あれ、『増えた』んじゃなくて本当は『消えた』んじゃないかと思うんです。 世間がポケベルから携帯電話へと移り終わった頃の話です。 私が生まれたのは海や山に囲まれた田舎でしたので、ゲームのある家庭もありましたがほとんどの子は外で遊んでいました。 父が新し物好きだったので私の家にはファミコン、スーファミ、ゲームボーイ、ワープロにパソコンと電子機器は揃っていましたが、小学生だった

    • 妖精との文通

      中学時代オカルトや不思議体験を読むのにハマっていた。(今もだが) あるときネットで「妖精と会話する方法」なるものを見つけた。 『妖精は至る所にいます。でも恥ずかしがり屋さんなのでなかなか人間には姿を見せてくれません。ですがお手紙を書いておけば返事が帰ってくることがあります。やり方を教えますね。 まず5センチ四方の小さな紙を用意します。妖精は小さいですから。手紙にはこちらの名前と簡単なあいさつ、返事が欲しい旨を書きます。書き終えたら折り畳み、家の中の誰にも見つからない場所に

      • 帰ってきたのはだれ?

        おばから聞いたほんのり怖い話。 おばには3人子供がいる。 その日上の子2人は塾に行き、末っ子は父(おじ)と共に野球クラブに行っていた。 みんな昼には帰る予定だったので、おばはひとりでお昼ご飯の用意をしていた。 12時前に玄関のチャイムが鳴った。 インターホンに出ると「ただいまー!」と子供の声。 おばは末っ子が帰ってきたと思ったらしい。 駐車スペースが狭いので、先に子供を降ろしてから駐車することはよくある。 おじから鍵を受け取らずに車を降りた末っ子が鍵を開けてもらうためにイ

        • 不気味な女の子

          大学生の頃の話。 引っ越したばかりで部屋には布団とノートパソコンくらいしかなく、その日は部屋の中心に布団を敷いて寝ることにした。 何も無い部屋で天井を見つめていると、ふと「部屋の中心に寝転がって天井の四隅を順に見ると幽霊が見える」という話を聞いたのを思い出した。 時計回りに見るのか反時計回りに見るのかもうろ覚えだったが、なんとなく天井の四隅を視線だけでキョロキョロと適当な順に見ていた。 いつの間にか寝てしまったらしく、気付くと夢の中にいた。 広い公園のような原っぱを3歳か

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