無糖珈琲

就活中の東大経済学部3年生。

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最近の記事

サーキュラーエコノミーを知る(下)

前回のnoteでは、サーキュラーエコノミーの基本的な考え方について紹介した。 今回は、講義で紹介されたサーキュラーエコノミーを考えるためのツールについて紹介する。 地球の限界を可視化する:Planetary Boundaries 人類が地球環境に与えている負荷を、気候変動、海洋酸性化、成層圏オゾンの破壊、窒素とリンの循環、グローバルな淡水利用、土地利用変化、生物多様性の損失、大気エアロゾルの負荷、化学物質による汚染に着目して可視化したもの。 内側の緑色の線の中に入って

    • サーキュラーエコノミーを知る(上)

      今年の夏、オンライン留学という形式でベルリン工科大学にて「循環型経済(Circular Economy)」について学んだ。 中国、イタリア、サウジアラビア、チリからの参加者が集まるクラスで、4時間の講義を10日受講した。ちなみに講義時間は日本時間で19時〜23時であり、欧州は正午過ぎ、アメリカ大陸は早朝の時間帯ということで、国際的なやりとりにおけるゴールデンタイムであることが実感できた。 循環型社会に向けて日本では3Rが推進されてきたが、シェアリングやサブスクリプションと

      • VUCA時代における企業のレジリエンスを考える

        詳細は割愛するが、先日大学にて企業と学生がレジリエンス(Resilience)について議論する機会があった。 そこで複数の企業から「製品ポートフォリオの多角化がレジリエンスをもたらす」という考えを聞くことが出来たので、この記事に詳しく残しておこうと思う。 レジリエンス(Resilience)とは?「回復力」「弾性」「しなやかさ」。 心理学においては「困難で脅威を与える状況にもかかわらず、うまく適応する過程や能力,および適応の結果」のことを指し、精神的回復力とも訳される。

      サーキュラーエコノミーを知る(下)