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地域ベンチャー留学@石巻 2日目 【ケーススタディ】


ケーススタディ!

2,3日目は、「若者向けのバズるタコのPR企画を提案せよ!」という課題で、3人1グループでケーススタディをしました。
実際にある水蛸の加工会社をモデルにした会社の社長役もつけた、インターンの擬似体験的なもの。社長役の方にヒアリングして、何をしたいのか、何を求めているのかを踏まえた上で、コンペみたいな感じで企画をプレゼンしました。

まず、(今回のケーススタディにおける)インターン先は、「水蛸」というたこ焼きなどで食べている真蛸とは異なるたこを加工しています。石巻に加工場があり、北海道や青森の水蛸をトラックで運びます。この輸送技術にはこだわりと高い技術があり、生きたまま加工場まで運び、締めてから30分で「炙りだこ」にします。ノンフローズンで提供することで、うまみが失われず、格段に美味しく提供できます。
モデルの会社:マルカ高橋水産

17日の昼に食べた炙り蛸

実際に昼ごはんで食べたけど、本当に美味しくて、一度食べたら、また食べたくなるような味でした。
これこそが、この会社の強みだったのです。

一度食べたら、リピートしたくなるほどうまい。そのくらい味には自信がある。
でも、たこなんてたこ焼き以外に誰が進んで食べるのだろう?

みたいな感じで、一度食べてもらうハードルが高いという現状でした。

社長にヒアリング!

「若者向けのバズるタコのPR企画を提案せよ!」というテーマだけど、
タコでバズるって無理じゃない?SNSって誰が運用するの?などなど、学生目線の意見がたくさん出てきました。
そこで、社長さんにヒアリングしました。

私たち「なんで若者をターゲットにしたんですか?」
社長「なんか、バーっと広まりそうじゃん!」

私たち「SNS運用できる人はいるんですか?」
社長「新卒の人はいるけど、わかんないね。逆にできると思う?」

私たち「押し出したいポイントはありますか?」
社長「うーん、逆に何が強みだと思う?」
私たち「やっぱり、ノンフローズンで運んできて加工することですかね。」

こんな感じでした。(笑)なんとなく感じるかもしれませんが、社長もはっきりとした答えを持っていないんです。

これは、今回のインターン先にも当てはまることで、募集の時に一応課題を提示しているけど、それが本当にその会社が持っている課題の解決や目標の達成になるかは分かりません。答えはないけど、会社の人が言っていることが全て正しいわけでもないということを学びました。

Miroでアイデアを出しながら、議論

熟考!

社長が売り出したいことを元に、アイデアを考えました。私たちはSNSでバズる可能性も低いし、SNS運用できる人もいないなら、SNSを使って若者にバズることは難しいのではないかと考え、味という強みを活かしマルシェでまずは食べてもらうというアイデアを考えました。

でも、私たちだけでアイデアを出していたけど、
社長は結局何をしたいのか。何を達成したいのか。
ここがパッとしないまま、推測で進めていました。

すると、コーディネーターさんが、「バズるってどこにいったの?」「社長さんに何をしたいか、ちゃんと聞いた?」と社長さんにちゃんと話を聞いた方がいいという示唆をくださいました。

それで、もう一度、社長にヒアリングを行うと、
「若者向けのバズるタコのPR企画を提案せよ!」というテーマは

これをやりたいから設定したのだという答えに行きつきました。
これに気づいたのが、夜の0:30(笑)
発表は3日目の13:00から。夜2:30まで、具体的なアイデアと社長が押し出したいポイントを伝えるにはどうしたらいいか。3人で考えました。
短時間で考えないといけないということ、課題が簡単に解決できるものではないということもあり、本当に難しかったです。
でも、これをしているときは苦じゃないんです!
めっちゃ楽しいな!って思って、どうしよってなるけど、ワクワクする感じでした。こういう答えのないことを考えるのは自分は好きなんだなっていうことを改めて感じました。

みんな遅くまで残って、議論

また、明日プレゼンの結果や、感じたこと、学びなどを書きます!
次回に続く!


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