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地域ベンチャー留学@石巻 16日目 【大川小学校・南三陸】


大川小学校

大川小学校は、東日本大震災の時に、その時学校にいた児童78名中74名・教員11名中10名が亡くなった悲劇の小学校です。
石巻に来て、普通の生活をしていると震災のことを感じないのですが、道が綺麗なのも建物が新しいのも、全て震災から復興したからです。
大川小学校は、海からの津波と川を遡上した津波が同時に襲い、渦を巻きました。
しかし、地震後大津波警報が発令されてからも、高台に逃げずにグラウンドに止まったことから、たくさんの児童と先生が亡くなりました。
もちろん、逃げようとした児童もいたそうですが、またグラウンドに引き戻されて、たくさんの被害が出てしまいました。

大川小学校の教室


海側に倒れた体育館通路(川からの津波による被害)


15:37で止まった時計

この不十分な対策を正すために、遺族の方々が訴訟し、石巻市が賠償金を払う判決が下されました。この大川小学校だけではなく、たまたま津波が来なかったから助かった小学校や逆に大事をとって高台に避難していた小学校もあります。

この震災遺構を見て、思ったことは、震災がいつ起きても分からない日本で、やっぱり適切な避難の準備は大切だということです。この大川小学校の被害が無駄にならないように、ちゃんと判断し、準備しないといけないとすごく実感しました。

15時37分にたくさんの命が亡くなった

熊本地震は夜で、家族と一緒にいれたけど、もし学校で集団行動を強いられたとしたら、どうなっていたんだろうなと思います。

さんさん商店街!

そのあと、南三陸の方に行って、さんさん商店街で美味しい海産物を食べました!

ホタテのオリーブ焼き

南三陸はホタテや牡蠣の養殖が盛んです。こっちのホタテはいつも食べているのとは格別に違います。本当にホタテの味がします!プリプリだし、身が甘かったです!

ホタテのオリーブ焼き

春告げ丼

めかぶの天ぷらと刺身といくらのちらし寿司で、新鮮な美味しい定食を食べました!めかぶは、ねばねばしてて、元々好きだけど、さらに好きになりました!
いくらは大好物なので、ちらし寿司は本当に美味しかったです。こっちの海産物は最高です!!ちょっと高かったけど、その価値はありました!

刺身の下はいくらのチラシ寿司

防災対策庁舎

南三陸も津波の被害があり、津波の凄まじさが伝わる震災遺構が残されています。
さんさん商店街など、周辺の場所は震災後、土地を高くしていますが、その震災の場所は土地が低い場所にあって、屋根より上まで波が来たことが伝わってきます。

旧南三陸町庁舎 防災対策庁舎

この場所から災害が起こった時に指示を出すことになっていたため、人が集まっていて、屋上に避難した町職員ら約30人のうち、助かったのはわずか10人という悲劇の現場。住民を避難させようと、最後まで呼びかけていたそうです。

私は震災当時まだ5歳で、ほとんど記憶がないし、東北のことだから九州と離れていたので、きちんと学んだこともなかったけど、今回現場に来て、実際に見ることで自然の脅威やどうしようもない悲しみが伝わってきます。このnoteで、少しでもこの感情が伝わればいいなと思います。

荒島神社

さんさん商店街の近くに荒島神社という島に繋がった神社があります。
震災の時に鳥居が流されて、現在は新しくなっています。


残された鳥居の根元


海の中にあるので、とても綺麗でした!でも、風が強くて雪も降り出したので、結構寒かったです。

荒島神社

おまけ!

帰ってから、夕方、モルックをやって、夜はまたMONOPOLYをしました。MONOPOLYの勝ち方が分からん!リベンジできませんでした泣 
今度こそ、勝ちたいなと思います!


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