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【6泊7日約10万!春休みやりたい放題無謀な1人旅】 vol.2 1日目ー① 琵琶湖西側観光編

 前回の続きです。これまでの話しはこちらをご覧ください。それでは〜▶️


 0551発の近江宮津方面の電車に乗車。米原方面の始発の方が早く人も多かった。早めにホームに行き観察。3本線くらいのボクシングのリングの柵みたいなやつが上にスライドするのは、頑丈な扉が横にスライドして開く東京とは違くて面白い。そうこうしているうちに電車は来て走り出す。桜が綺麗で嬉しくなる。桜は咲く期間が短いのに日本人の中で春といえば桜となっている。凄い花ですね…。

近江神宮

 大津京駅で下車。京阪線に乗り換えようかと思ったが全然歩けそうな距離だったので歩く。目的地は近江神宮。天智天皇を祭っている、近江大津京宮が置かれていた場所という事で興味を持ったが、京都から近い上に時間が足りるか不安だったので一時はまた次の機会にと考えていた。しかし0600からやっているとの情報を得て是非行こう!と決めたのだった。キャリーケースを引いていたのだが道がボコボコしていてうるさかったためリュック型にし背負って(想像以上に重くて肩がもげるかと思った笑。)歩いているうちに写真の錦織遺跡を発見。街中にポンと現れるわけだから都があった場所というのはなんというのか面白い。


そうこうして1キロくらい歩き近江神宮に到着。正面ではなく参道に合流する形だった。あまりにも突然景色が変化したため驚きと不安を隠せず辺りを見渡すと、正面側から指す朝日に照らされた桜と木々達が美しくて思わず写真を撮っていた。

撮るのが下手な為感動を伝えられないのがもどかしい。

参道を歩いても良かったが小道がありそちらを選択。チョロチョロ流れる小川周りには苔があり、木々と共にいい匂いを放っていた。先述の通り荷物が重かったのでかなり迷ったが、どうせ来たならと上の方にも行ってみる事にした。急な階段を登って第二鳥居をくぐると楼門前の開けた空間に出る。そこには歌碑の石碑がいくつも置かれていた。少し移動した後さらに階段を上がり楼門を抜け、また階段を登ったら外拝殿に辿り着く。これより先は入れなさそうというか怖かったのでここまでにして、お賽銭とお参りをする。後ろを振り返った時の楼門と桜という構図がとても綺麗だった。帰りは行きとは違うルートを通って参道まで戻り正面の鳥居(第1鳥居?)から退出。これは後から知ったのだが、ここはかるたの聖地でもあるそう!内拝殿をはじめとして時計博物館など今回見学出来なかった箇所があるのでまた来ようと思う。以下近江神宮で撮った写真。(載せてはいけなかったら教えてください。速攻で消します💦)

朱色の楼門
外拝殿
本文中に出てきた桜と楼門
第1鳥居

比叡山坂本

 今度は南滋賀駅へと歩き、そこから京阪石山坂本線に乗車し松ノ馬場駅で下車。車内は比叡山高校の野球部と見られる子達しか乗っていなかったが全員寝ていてお疲れ様…と微笑ましくなった。こういう時間も青春なんですよね、きっと。
 目指すは坂本城址公園。1.5キロほどであったが下りなので歩きやすかった。道路の歩行者スペースが狭いのと車がかなりスピードを飛ばしていたのでハラハラしたが無事到着。坂本城、もっと言うと坂本は明智光秀が作った町で、公園内には光秀の銅像が立っていた。すぐそばまで琵琶湖の水が来ていて驚いた。釣りをしてるおじさん達が数人いて気持ち良さそうだった。おそらく朝ご飯は無理なんだろうなということで桜を見ながらバスタ新宿で買ったまま存在を忘れ残っていたパンを食べる。小さいパンだったため余計にお腹が空いただけだった笑。バスは来ないのと次の目的地までは時間がかなりあるということで歩く事を決意する。この時だいたい0800。

公園内の光秀像
公園内の看板

 再び歩いて松ノ馬場駅まで戻り、さらに歩く。駅を過ぎてからは割と急な坂ばかりで荷物多い私にとってはなかなかしんどかった。御殿馬場の横などを通って…旧竹林院到着!

御殿馬場までの道

旧竹林院

 比叡山延暦寺のお坊さんの隠居屋敷として建てれたのが旧竹林院である。着いたのが開院時間よりも早かったため、坂を少し登った所にある日吉大社の鳥居⛩を見にいって時間を潰す。チケットを買って主屋に入ろうとしていたら受付のお姉さんが見学の間荷物を預かってくれる事に。向こうからすると大荷物で入られるのは困るということだろうがその優しさが身に染みた。感謝しながらいざ見学。開院すぐだったが男性と私の2人だけであったためゆっくり見ることが出来て良かった。リフレクションを活かした写真映えスポットとして近年人気がある旧竹林院。正直普段映えは気にしないタチだが挑戦してみた。


うん。この下手さ加減。どうしようもない。皆さんも是非訪れて私よりセンスのいい写真を残して下さいね!☺️体感では夏の方がいい映え写真が撮れそう。中をじっくり見た後は入る際にオススメされたお庭に行ってみる事に。国指定名勝庭園になっているそう。侘び寂びというのか落ち着いた空間で良かった。写真2枚目の茶室は「天の川席」と呼ばれる珍しい入口母屋造りの間取り。この様式は全国でも武者小路千家東京道場以外には例がないそう。そんな凄いのか!と震えた。荷物のお礼をもう一度し退院。門の外に出るとご年配の方が駐車場の落ち葉を掃除機みたいな機械で集めていた。徹底された管理が綺麗で感動を与える景観を作っている、日本のおもてなし精神の2つを肌で感じたエピソードだった。

奥がリフレクションの写真の主屋
全国的に珍しい造りの茶室
伝統を繋いでいく気概を至る所で感じた

 比叡山坂本駅への道を下る。坂の登り方向を見ると角度によっては日吉大社の朱い鳥居が、進行方向を見ると琵琶湖がそれぞれ見える。そんな道の両端を様々な種類の桜が咲き乱れていて(一眼レフで三脚を置いてその様子を撮ってる人がすれ違っただけで5人はいるほど。スマホverは数えきえない。)綺麗だった。1.2キロ程歩き比叡山坂本駅に到着。改札前に美味しそうな匂いをしているパン屋があり入ってみる。もう1000だというのにちゃんとした朝ご飯を食べていなかった上に朝から沢山歩いた為誘惑に負けて購入し店内で頂く。とっても美味しかったけれども食べきれなかったので1つは持ち帰りした。

坂の登り(旧竹林院)方向
進行(駅に向かう)方向
比叡山の京都側もいつか訪れて比較してみたい
パン屋での朝食
駅前にあった、この地域で有名な穴太衆積みの石垣とその看板


雄琴温泉

 1028比叡山坂本発の電車に乗って次のおごと温泉駅で下車。本当は温泉に入りたかったがまだ先は長い為断念せざるを得ず、駅前の足湯で手を打ったのだった。しかし次の電車が1047発。よくこんな短時間で入ったなという感じだろう。これまでの歩いた疲れがリセットされて気持ち良かった。しかしハプニング!ギリギリまで粘ってしまったからか焦りが出て行動が雑になり、ポケットに入れていたスマホとモバイル充電器(スマホは寿命が近くてMAPをいじっているとすぐ充電がなくなる。この時ももう15%くらいになってしまっていたため充電をしていたのであった)、定期券ケース〈PASMOと18きっぷ〉をお湯の中に落とす。アホすぎて笑えない。とりあえず急いで靴下と靴も履いてホームに向かう。そしてタオルで必死に水気を取る。スマホと定期券ケースの中身は無事だったものの、肝心のモバイル充電器がつかない!!リアルに死んだと思った。47発の電車にはギリギリ間に合って乗車。

満月寺浮御堂

 またまた次の駅、堅田駅で下車。もう心は意気消沈。そんな中でもなんとか頭を働かせて一部の荷物をコインロッカーに預ける。町内線バスに乗り堅田出町バス停で降りる。町内線というから人が多いのかななんて思いきやゼロ。私だけ。
 浮御堂とは近江八景「堅田の落雁」で名高いスポットで、松尾芭蕉や葛飾北斎などの多くの俳人・絵師が訪れ作品を残している場所である。現在の建物は再建された物とはいえ歴史は平安時代からと長い。琵琶湖に浮かんでいるように見える浮御堂。その浮御堂からは琵琶湖そのものだけでなく琵琶湖大橋や伊吹山など雄大な景色を楽しめる。
 そんな浮御堂に向かう途中にある立正園茶舗さんに立ち寄った。その場で抹茶をたてて作ってくださるという文字とテイクアウトOKというのに惹かれ、抹茶ミルク400円を購入。抹茶の苦味とミルクの甘味が絶妙だった。しかし買ったはいいものの浮御堂に着いてみると飲み物の持ち込みは禁止だったため、近くのフェンスの側で浮御堂を見ながら、鳶が頻繁に出すあの鳴き声を聞きながら飲んだのだが、それが風情があって良かった。
 バスまでは少し時間があったので近くにあった伊豆大社や街並みを散策し、バス停に戻って待機。もう一度ダメ元で…とモバイル充電器の水分を取って充電できるかどうか実験した所……なんと奇跡の復活!!!駅まで戻ったら100均かドンキホーテに寄るか…と考えていたため飛び上がりそうなくらい嬉しかった。

浮御堂
浮御堂からの眺め。琵琶湖大橋が見えた。
抹茶ミルクを買った立正園茶舗さん
鳶?
何気ない通りが良い。

グッバイ👋滋賀県

 駅に戻ってコインロッカーから荷物を出して電光掲示板をみると敦賀行きの快速が数分後に発車となっている。これは乗らなきゃ…と荷物を抱えてホームまでダッシュ笑。無事に乗車。しばらく琵琶湖沿岸を走るのだがこれが思ったよりも長くて琵琶湖の大きさを感じられた。近江今津駅で半分の車両が切り離される事に。その事自体は堅田駅で分かっていたので乗り換えがないように乗っていたはずだったのだが、今津駅で切り離される車両だったらしく車両移動する必要があった😅。 


いかがだったでしょうか。読んでくださった方、ありがとうございます。
滋賀観光編はこれで終了です。
滋賀を観光したのは初めてでしたが温かい人が多く歴史もあり良い所だなと思いました。
主のお馬鹿具合が初日にして如実に出ていたかと思います…。
また会える事を期待して…
to be continued!!!


【参考】

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