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知られざる看護師の苦悩

マッチングアプリでさっき飲んだ24歳看護師ちゃんから聞いた小ネタをひとつ。看護師は自分が患者として病院に行く場合、医療従事者であることを明かしたがらないそうです。

その子はいつも問診票の職業欄に「会社員」と書いているそうで、「どんな会社に勤めてらっしゃるんですか?」と聞かれるのを恐れてビクビクしているそうです笑

でも看護師は手の洗い方やアルコール消毒の方法が特殊なので、ふとした瞬間にバレることが多いみたいです。最悪、元看護師ということにしてるみたいですが。

あるときその子が新米の看護師に採血をされる機会があったようで、隣で指導役のベテラン看護師が見ていました。もちろんその子は問診票に「会社員」と書いています。

登場人物を整理するとこんな感じ。

新米看護師→今から患者さん(女の子)の採血をする
ベテラン看護師→指導役として新米看護師の段取りに不備がないか確認する
女の子→現役看護師だが職業を隠して、会社員として今から採血をされる


新米看護師「針で刺す前にアルコールで拭いても平気ですか?」
女の子(現役看護師)「あーアルコールだと荒れちゃうので、青いやつ使ってください。」

具体的な名称を出すとバレると思い咄嗟に青いやつと言ったそうですが…
いや一般人は青いやつも知らん!笑

新米看護師さん、腕の内側から刺そうとしたそうで、刺しどころが悪いと神経麻痺などにつながる恐れがあるとのこと。

女の子(現役看護師)「あのー…、いつも刺してもらうときはこの辺(外側)から刺してもらっててー…」

自称会社員の必死の抵抗が続きます。
採血が終わり針を抜くとき、腕を縛っているチューブをほどいてから針を抜かないと血が噴き出てしまうそうです。新米看護師さんはチューブを巻いたまま針を抜こうとし、女の子は咄嗟にチューブを自分でほどいたそうです。

さすがにベテラン看護師さんが一言。
「もしかして医療従事者ですか?」

女の子(現役看護師)「いやー…おばがクリニックをやっていて、そこで見てたのでなんとなくわかるんですよねー…」
ベテラン看護師「…?」

そんなことあるか?と言わんばかりにベテラン看護師は首をかしげていたそうです。

そこまでしてなんで看護師であることを隠したいんだと思いますよね。
実はこの女の子、新卒1年目のときに看護師であることを明かして病院に行ったとき、医者から「自分は何の病気だと思う?」「どの薬を処方すべきだと思う?」と問い詰められたそうです。当時は経験が浅かったので薬を間違えてしまい、「まだ学生さん?」と言われて恥ずかしい思いをしたんだとか。

確かに命を預かる職業なので間違えてはいけないんですが、自分が患者さんの立場なのにテストみたいなことをされたらちょっと窮屈ですよね。

みなさんも看護師と飲むときは自分の職業を明かすかどうか聞いてみてください。もしかしたら共感を得られて話が盛り上がるかもしれませんよ。

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