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『休校中』の宿題に飽きたあなたへ

 僕は、教師をしていたが、所謂『勉強』ってヤツを好きだったことは無い。決して出来なかった訳では無い。中学校にしたって高校にしたって『公立』で過ごしていたので大して困ったことはない。定期テストだってテスト前にやればある程度点数が取れたからそこまで困ったことは無かったし、授業だってほとんど寝ていた。大人になった今振り返ると「行っていた意味が本当に無かったな。」と感じる。
 僕には2つ年上に兄が居た。高校までの学歴は同じなのでよく学校の先生に言われたことがある。
『お前本当にアイツの弟だよな!?』
 子どもなりに別に笑ってはいたが、ウザいなと思っていた。同じ家に住んでいるが経験してきたことも興味も違う。顔くらいは似ているだろうが、なぜ兄弟かどうかを疑うのだ…
 だからこそ、比べられた時に腹が立つから中学校の成績くらいは同じくらい取っておこうと勉強していたくらいの目的だった。その結果、高校受験に使われる内申点の点数が僕と兄はぴったり同じだった。
 正直言って僕はきっと高校生までの間に本気で『学びたい』と思ったことは無かったのかもしれない。
 ただ、僕の人生の中で4回くらいは自分から学びたいと思ったことがある。
 大学時代、何となく英語よりカッコイイくらいの動機で始めた『ドイツ語』、教員採用試験で目覚めた『数学』、そして、より多くの子どもたちに的確な手助けをするために学んだ『特別支援教育』が大きいが一番インパクトを受けた学びは、嘘のようだが吉本のお笑い芸人であり、絵本作家である西野亮廣さんが運営するオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』だと思っている。言い過ぎだろと思う人がいるかもしれないが、きっと僕は彼の本や考えにふれていなければ今の生活はしていないと思う。会ったことも無ければ単に僕が一方的に『学ばせてもらっている』だけなのだが、僕に教師の道を辞めるように導き、『教育』と真剣に向き合うようにさせたのは間違いなくこの『西野亮廣エンタメ研究所』だ。
 今日は西野亮廣さんと僕の出会い(何度も言うが会っていない)から、是非休校中、暇ならこっちの世界へおいでよ。というお話を書こうと思う。

1.出会いはある図書の時間

 僕が熱狂的な西野ファンになったきっかけは、特別支援学級の担任をしていた時のことだった。
 ある女の子が、「先生、この本、絵がキレイだから一緒に読んで!!」と一冊の絵本を渡してきた。それが、絵本『えんとつ町のプペル』という西野さんの本だった。
 「あっこれキングコングの人やん。イエイイエイって漫才始める人やん。知らん??」とテンションの上がった僕をニコニコ見つめる彼女は恐らく僕が何を伝えているかはわかっていない。ただ、黙って本を読んでくれるのを待っていただけだ。

 読みながら僕の心は大きく動いた。ベタベタのハッピーエンドだけど、ゾクゾクするような感覚があった。僕の母はめちゃくちゃ絵本が好きで昔から色んな絵本を読み聞かせてくれていたが、ここまで心を動かされたのは、小さい頃に寝る前に『ナルニア国の物語』を読んでもらっていた以来かもしれない。
 じっくり時間を掛けて読み、僕とその女の子はこの本が大好きになった。後日彼女はその絵本をお家の人に買ってもらい日中ずっとその本を抱えて歩いていた。ただ、その女の子が「先生はきっとゴミで出来てるね。」と言った言葉は、その絵本のメッセージが響いていってくれたのか、単なる悪口かはわからないまま彼女は卒業していった。
絵本『えんとつ町のプペル』はこちらで完全無料公開

2.深く掘っていったところ

 大変失礼な話ではあるが、僕はたいしてキングコングに詳しくは無かった。スピーディーな漫才する人くらいの認識だったし、それこそ学生時代に学校を休んだ時に『笑っていいとも!』を見たり、『はねるのトビラ』を見たりした時の印象しか無かった。
 だが、あの図書の時間をきっかけにインターネットで色々と調べているうちに、あっという間に好きになった。
 ビジネス書も買ったし、ブログも読んだ。
 正直言って彼は天才だと僕は思う。
 そして、何より発信のほとんどが、「あぁ、わかるけどこの『違和感』を言語化して行動に移すところがスゲーな。」と感じる内容だったということだ。
 そして、僕は自分の生きる『教科書』を見つけた。
 それが『西野亮廣エンタメ研究所』彼の運営するオンラインサロンだ。
 興味のある人は是非こちらを覗いてみて欲しい。
 オンラインサロンと聞くだけで「難しそう!!」と逃げ出す人も多いようだが、彼曰く月1000円でエンタメの最前線を知れるメルマガだと表現されている。

3.決して『エンタメ』だけじゃない

 彼のオンラインサロンが僕にとっては今『学校』のような機能を果たしている。というより、公立小学校で教師を7年間務めた僕が間違いなく人生の中で一番『学び』を生み出してもらっているのが、このオンラインサロンなのである。
 実際に、彼の発信するエンタメの最前線は『教育』に転用できることがたくさんあった。
 彼の発信に共通しているのは『本当の意味の優しさ』だと僕は思っている。
 ちょうど一年くらい前、僕は卒業する間際の6年生の子どもたちと一緒に『レターポットを体験しよう!』という活動に取り組んだ。
 レターポットとは、彼が発明した1つの『優しさ』だ。
【レターポットを詳しく知りたい方はコチラ!!】

 卒業する前の子どもたちに、やりたきゃどうぞっていう形でそれぞれに使える100文字を与えた。子どもたちが、誰に贈り、何を贈るかは自由だし、やらなくてもいいよっていう子が居てもいいと思っていた。
 卒業前のたった100文字を誰に贈りたいかを考える『過程』で子どもたちは『相手』との思い出を巡らせる。分量や書き方に決まりのある『卒業文集』を書くよりよっぽど熱を感じた。
 子どもたちに「先生に見せてもええよって人は見せてぇ!」と頼んだところ何人もの子どもたちが自分に届いたレターポットを見せてくれた。
 ケンカして謝る子。いじわるされたのに許すという気持ちを伝えている子。日頃言えなかった「ありがとう」を伝える子。何とも心地よいやり取りが交わされていた。
 そして、誰かに感謝や気持ちを伝え続けても自分に贈られるレターが止まらない子。この子たちは別にモテるでもなく、運動や勉強が飛びきりできる子でもなく間違いの無い『信用持ち』だった。
 どんな教育書にも載っていない実践ではあったが、卒業前の子どもたちとやった何気ないやり取りがとても温かい雰囲気を生んでいた。

4.『学ぶ』場所はどこにでもある

 学校が休校に入り、至る所で課題や宿題に苦しむ子どもたちの姿を耳にする。
 もちろん、親御さんからも全く学習に手を付けないという悩みが同様にたくさん耳に入る。
 ただ、僕は今決められた課題や宿題の意味をきちんと見極めてどんなことに『時間』を使うべきか考えられる人間になって欲しいと思う。
 今インターネットを開けば無料の教材や授業動画が山のように転がっている。
 今までの自分を変えるなら今ほどチャンスは無いと僕は思う。
 僕の場合、今『仕事』は残念ながらゼロになったが、毎日更新されるこのオンラインサロンがいざ『仕事』が再開される日に怒濤の転用で、取り返していける自信さえ付いて来ている。
 きっと、どんな人にもかなり意味を持たせてくれるオンラインサロンだと自信を持ってオススメしたい。
 是非、一度共通の世界に飛び込んであなたの生活もさらに磨きをかけていって欲しい。
【西野亮廣エンタメ研究所はこちら】

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