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レノファ山口FC志垣監督語録(2024年2月〜3月編)

皆さん、こんにちは。野村です。

昨日、東京レノファサポの通称なんでも氏とクロスバー氏のXスペースで2024年の振り返りを聞いていて「志垣監督語録カレンダーとか出たら買う」とか「偉人の名言格言シリーズとか好き」という話が出ていました。

今年レノファ山口FCを率いた志垣良監督は、外から見ると前年20位の状況から守備を再構築し、攻撃のパターンを整理した戦術面が注目されがちです。

しかし、レノファサポの皆さんであれば、毎回試合後に配信される試合当日のinside動画にて、アップ前に選手たちにパワーポイントを使いながら熱い言葉を掛ける姿を見ているし、試合後の公式コメントでも負けた後に的確に負けた要因を分析して次に繋げようとする姿勢を見て、毎回気持ちが救われていました。

試合アップ前のプレゼン資料を全て見ることはできませんが、サッカー界や歴史に名を残す偉人たちの名言や格言を引用しながら、選手たちを鼓舞し、勇気を与えるその姿を見て、私たちレノファサポは、志垣監督が優れた戦術家であるとともに、優れたモチベーターである、ということがこの一年でよく分かりました。

きっと、ものすごく努力家で勤勉な方なのだろうと、勝手ながら推察しています。

こんなことを契約更新前につらつらと書いたら「よそに抜かれたらどうしよう…」と一抹の不安を覚えますが、志垣監督は早々と来季の続投が決定。

来年2025年も志垣さんの熱い言葉を聞けると思うだけで、胸が高鳴ります。楽しみ〜。

ということで、レノファ山口FC公式のYouTubeチャンネルにて公開されているinside動画を確認し、今年2024年の志垣監督の名言や引用した偉人の格言を振り返ってみたいと思います。

なお、引用する志垣監督の発言は、極力前後の文脈説明がなくても伝わる部分を、志垣監督が試合のアップ開始前に選手たちに向かってプレゼンしている動画の中から、一部を引用してご紹介するものです。予め、ご承知置きください。(伝わりづらい部分は文脈に影響しないよう、補足を加えてみます。)

それでは、いってみましょう!

2024.2.24第1節アウェイ横浜FC戦

「サッカーにおける勇気とは何か。サッカーの中で勇気を持ってプレーするということは、競り合いに行くとかタックルに行くとか、相手よりも上回ることとよく言われるけど、私にとっての勇気とは、どんな状況下でも、果敢にボールを受けに行くことだ。」

シャビの言葉

(志垣)ボールを受けろ。皆、サッカーボールを蹴りたくてサッカーを始めたはずだ。守備をしたくてサッカーを始めたわけじゃない。だったらボールを受けよう。

2024.3.3 第2節ホーム秋田戦

「勝者と敗者の違いはたいていの場合…やめないことである。」

ウォルト・ディズニーの言葉

(志垣)全てが順風満帆にうまくいくことなんかないから。苦しい時期がある。その時にやめたらダメなんだ。試合も一緒。3回走りました。4回走りました。5回背後を抜けました。ボールが来ません。そこでやめたら、10回目で来るかもしれないボールに対して、チャンスを逃してしまう。10回ダメなら11回目走れ。11回ダメなら12回目走れ。ゴール前に顔を出す。それが最後結果につながる。とにかく、やり続けること。

2024.3.10第3節アウェイ岡山戦

「もしセレクションに受からなかった理由が、他に自分より20人以上優れた選手がいるのであれば仕方ない。ただ、その理由が他に20人以上自分より強い気持ちを持った選手がいたというのであれば、二度と帰ってくるな。」

プジョルの言葉(バルサアカデミーでテストを受けた際に父が伝えたこと)

(志垣)最後はここなのよ。気持ち。戦術がある、走れる、いろんな選手がいる。でも、気持ちがなかったら戦えない。気持ちがあれば、どんなものだって補える。
走るんだよ。気持ちだよ、まずは。ここ(気持ち)で絶対に負けないように。なんとしても勝ち点3を持って帰るんだ。どっちの気持ちが強いか。どっちが勝ちに飢えているか。そこを全体で表現できるように。

2024.3.13 ルヴァン杯1回戦アウェイ松本戦

「賢者はチャンスを見つけるよりも、みずからチャンスを創りだす。」

※動画中で紹介無かったが、写真と語感から、恐らくフランシス・ベーコンのこの言葉

(志垣)自分でチャンスを作るんだよ。待っていてもチャンスは来ない。チャンスはいっぱい落ちている。それを掴めるか掴めないか。チャンスは自分で掴むものだ。与えてもらうものではない。自分で掴んでいくもの。ひとつひとつがチャンスなんだ。気づいていないだけだ。
これからいっぱいチャンスが転がっている。それをひとつひとつ掴みながら、上にステップアップしていくんだ。個人としてもクラブとしても。そのための、今日は大事な一戦だ。いつもより、サブのメンバーは多くいる。ここにいる全員で、なんとしても勝って帰りましょう。

2024.3.17 第4節ホーム長崎戦

※偉人の言葉は動画内で説明なし

(志垣)今、ここでだいたい80枚ぐらいのパワーポイントで説明した。でも、俺が言ったことをその通りやればいいわけでは決してない。自分たちで判断して、相手を見てスペースを見て味方を見て、最善のことをそのピッチで瞬間瞬間でやらなきゃいけない。だからこそ準備が大事、予測が大事、考えておくことが大事、アラート感が大事なんだ。
言われた通りに全てやっていればいい、そういうわけじゃないのよ、サッカーって。自分の色を出して行く、それが面白みだよ。そうやって、相手を上回っていく。
今説明したのは、あくまでもベース。でも、この通りには全て進まない。だったら考えて、最善の判断を個人でやっていく。そのために俺らは練習で積み上げてきている。これからも積み上げていく。それをしっかりと表現していくピッチにしましょう。

2024.3.20 第5節アウェイ徳島戦

※偉人の言葉は動画内で説明なし

(志垣)(ルヴァン杯含めて直近3連敗という状況下で)勝とう。もう連敗はいい、ここで止めよう。しっかりと連敗を止めて、勝って帰る。そこの執念を、最後どんな形でもいいんだよ。押し込めばいいんだよ。オーバーヘッドでも、触って相手に当たってゴール、それでも一点は一点なんだよ。どんな形でもいい。押し込め!スライディングでも。そこが態度に出てくる。勝利への執念を見せましょう。なんとしても勝って帰ろう。

2024.3.24 第6節ホーム愛媛戦

※偉人の言葉は動画内で説明なし

(志垣)今日は本当に拮抗した戦いになると思う。愛媛、すごくいいチームだ。みんなでチーム全体でハンドワークしてくる。ただ、うちはそれ以上にいいチームだ。最初のスタートメンバー、それとベンチメンバー。全員で最後までやり切れるように。最後みんなで勝ち点3が取れるように。

2024.3.30 第7節アウェイ甲府戦

※偉人の名言は動画内で説明なし

(志垣)反省を活かそう。トレーニングマッチの鹿児島戦、ラスト5分で逆転負けだ。一度クリアして流れを切ればよかった。ただそこで相手のアタッキングサードでマイボールの時間が増えてバランスを崩した。横浜戦、岡山戦、セットプレー。松本戦、ディフェンシブサードの守備、対応が軽かった。長崎戦、ちょっとした隙を与えた。愛媛戦も隙を与えて腰の高さが高かった。
過去はもう変えられないこと。ただ、過去から学んだことで未来は変えられる。だからこそ、このゲームに今までの反省を活かして、よりよいゲームにし、内容を求めて、その中でしっかり勝ちましょう。

いかがだったでしょうか。次回は、2024年4月以降の志垣監督語録をご紹介します。

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