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ネイティブに学んだ英会話に一番大事なもの

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こんにちは。今回は留学生活で気づいた「英会話で一番大事だと思う事」について書きたいと思います。

まず、私の考える「完璧な英会話」について書いておきたいと思います。
「完璧な英会話」とは???
・発音が良い
・流暢に話せる
・スピード感のある会話ができる etc...
ではなく
私は「相手の話している事を過不足なく理解できる事、自分の思っている事を過不足なく伝えられる事」だと考えています。
つまり、これができるのならば、少々の発音の悪さ・たどたどしさは無視しても良いと考えています。

私はドイツに来てからネイティブ(レベル)からノンネイティブまで様々な人と英語を使って生活をしています。
そんな環境でネイティブ(レベル)とノンネイティブの間にある大きな違いを見つけました。
※記事内での「ネイティブ」にはネイティブレベルの英語学習者も含みます。

ネイティブと話すとよく私の発言を聞き返される

私は英語の発音や語彙力に未だ多くの不安を抱えている私がネイティブやノンネイティブと英会話をする中で決定的に違うことの1つは「発言を聞き返される回数」です。

ネイティブと話していると、発言の節々で "Sorry?"などと聞き返されることがあります。
一方でノンネイティブと会話をしていると、不思議なことにネイティブと話している時より会話が円滑に進むのです。一見すると、ノンネイティブと話しているときのほうが上質な「英会話」ができているようですが、ここにはもう1つ大きな違いがあるのです。

ネイティブと話す時の方がちゃんと会話が成立する

上で書いたようにノンネイティブと会話をしていると聞き返される事が少なく、スイスイ会話が進みます。
その代わり
会話が上手くいっていない事が多いのです。5W1H型の質問をしたのにも関わらずYes, Noと返答が来たり、的外れな返答が来たりするのです。つまり彼らは、すべて聞き取っているから私の発言を聞き返さないのではなく、聞き取れなくても会話を前に進めているのです。

一方でネイティブは上で書いた通りよく発言を聞き返し、理解するまで会話を前に進めないため、このような事は起こりにくいのです。質問に対しては適切な答えが返ってきますし、会話の筋から逸れたような返答もありません。

では何がこのような違いを生み出しているのでしょうか。

誰の英語力を基準に会話をしているか

ネイティブが相手の発言をしっかり理解できるまで聞き返し続ける理由、それは彼らが「自分の英語力を基準に会話を進めているから」です。
つまり、彼らは相手の発言が聞き取れなかった時、または相手の発言の意図が汲み取れなかった時、それは相手の発音や文法に問題があるから聞き取れなかったと考え、理解するまで聞き返す事ができるのです。

一方で私のようなノンネイティブは相手の英語力を基準に会話をしているのです。つまり、相手の発言が聞き取れなかった時、または発言の意図が汲み取れなかった時、それは自分の英語力に問題があるのだから相手に聞き返す事は恥ずかしいなどと考え、聞き返さないまま会話を続ける努力をしてしまうのです。
そのため、会話にスピード感は生まれるものの、うまく受け答えが成立しない事がよく起こるのです。

英会話において最も重要なのは自分の英語への自信

つまり、ネイティブは自分の英語力に自信を持っているため、自分が理解できない英語は何かがおかしいと判断し、相手に聞き返すのです。一方でノンネイティブは自分の英語力に自信がないため、自分が理解できない場合、恥ずかしさなどから聞き返すことを躊躇い、恐らく相手はこういうことを言っているのではないかと推測を始めてしまうのです。

一旦実践の英会話がスタートすると、その時点の自分の英語力で勝負するしかありません。自分の英語力に自信を持ち、相手の発言が聞き取れなかった場合は『こんな単語は自分の辞書には載ってない!』などと考え「何それ?」と聞き返してやる事が大事です。
ただし、ここで注意しておきたい事があります。上で書いた通り、ネイティブはよく発言を聞き返しますが、理解した後必ず「ごめんごめん、僕の耳が悪かったよ〜」とフォローしてくれます。これは相手との関係を保つために非常に大切な事だと思うので、聞き返す際はこの配慮も忘れないようにしましょう。

確かに、英語を話す上で流暢さや発音の正確さは誰もが憧れるものだと思います。しかしそれよりはるかに大事な事は自分の思いを正確に相手に伝える事・相手の意図を正確に汲み取る事だと思います。
英語学習がどの段階であっても、自分の英語に自信を持ってコミュニケーションを取る事が大切だと思いました。

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