シリーズ紹介/タンジェント
これこそがノモス グラスヒュッテです。
ラウンドケースと多くの直角で構成されたタンジェントは、ほかの誰でもないグラスヒュッテの時計製造会社を体現しています。タンジェントは25年間にわたり絶え間ないベストセラーであり、デザインクラシックとして手首の定番となっています。
■直線と円
『tangente(タンジェント)』を直訳すると『正接』です。学生の頃に習った三角法の定理をイメージしますが、ここでは少し違います。正接の『正』は直線、『接』は円と接する接点を意味します。簡単に言い換えると『直線と円』です。
タンジェントは、スタイリッシュで調和がとれており複雑ではありません。そして多くの人にインスピレーションを与えます。この時計はノモスグラスヒュッテの象徴です。そのデザインと品質は数々の賞を受賞しています。
■バウハウス
タンジェントのデザインは、最初のノモスウォッチとして機能の追求の原則を表しています。その流れはドイツの有名な造形学校『バウハウス』から来ました。そしてこれはデザインクラシックとなったのです。
■新たに書き起こされたフォント
クリアーでシンプルな独自のクラシック。今や有名なタイポグラフィの数字。一見よく見るフォントに見えます。しかし実際にはこのフォントはタンジェントの為に書き起こされたモノなのです。
直線は限界まで『長く』、曲線は限界まで『緩やかに』。
因みにアラビア数字は『商人の数字』とも言われ、見やすく計算がしやすい機能美に従って作られました。(諸説あり)
■ブルースチール
タンジェントの一部モデルにはブルースチール(青焼き)針が使われています。金属に火を入れ酸化させる事によって耐久性を上げる昔ながらの技法です。匠の技術を要するその針だけが妖艶に青く輝きます。
■厚み
ノモスグラスヒュッテの時計はその薄さにも驚かされます。
手首にフィットする機能美をもとにデザインが起こされ、それに合わせて薄いキャリバーを設計する事が求められます。しかしそれは長い長い歴史。薄いキャリバーの設計は全ての時計技師達が追い求めるモノなのです。
■手巻きと自動巻き
タンジェントのキャリバーは大きく分けて手巻キャリバーと自動巻キャリバーがあります。もちろんどちらも自社製です。
手巻キャリバーは伝統的で安心できます。ゆっくりと息を吹き込む様にリューズを巻き上げてください。きっとその時間も楽しめるでしょう。
タンジェントの自動巻キャリバーは、手巻きのようにスレンダーに時を刻みます。ネオマティック・キャリバーならさらに良し。何故なら、これは次世代の自動キャリバーだからです。日付付きネオマティック(DUW 6101)の自動巻き、最高水準の精巧さ、そして他にはないリング日付がタンジェントにはあります。
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