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プーケットベジタリアンフェスティバル。9日間の菜食の祭りが始まる

こんにちは。CHOCOMAROです。

このnoteには私の持病であるリウマチや健康のためにやっているヨガなどについて書こうと思って始めたのですが、本日午後5時から始まるプーケットベジタリアンフェスティバルは、私が大好きな祭りで、これからの祭り開催期間の9日間は生活も祭り中心となってしまうので、やっぱりお祭りレポートしようと思います。

ベジタリアンフェスティバルとは

2020年のプーケットベジタリアンフェスティバルは10月16~25日の開催となります。タイ語でキンジェーと呼ばれ、ジェーとは菜食意味します。プーケットのキンジェーはタイ最大といわれています。

祭りが始まる少し前から中華廟の近辺の道路には『九皇大帝』と書かれた黄色い旗がはためき、スーパーマーケットやデパートでも菜食コーナーができ、島中が祭りの中にあるという雰囲気になります。

九皇大帝というのは道教の神様で、海の神です。道教は現在でも東南アジアの華僑によって広く信仰されています。九皇大帝にはイメージ(像)がないため、どんな姿をしているかはわかりません。

祭りの期間中、信者は白を着用し、菜食に徹し(最後の3日間コースもあり)、十戒を守ります。

1.期間中は身体を清潔にする
2. キッチン用具を清潔にし、菜食をしない人とは同じ食器を使わないl
3.期間中は白を着用
4.肉体的にも精神的にも行儀よく振る舞う。
5. 肉を食べない
6. セックスをしない
7. 飲酒しない
8. 喪中の人は祭りに参加しない
9. 妊婦は祭りで行われる儀式を見ない
10. 生理中の女性は儀式に参加しない
たとえ観光客でも中華廟に入る際は白を着用します。

ベジタリアンフェスティバルはこうして始まった

その始まりは1825年、プーケットが錫鉱の採掘で栄えていた頃、旅回りの中国歌劇団が原因不明の疫病にかかり、彼らは神に祈りを捧げ菜食を続けるとで、皆完治しました。

それを知った島民たちが菜食の習慣を始めたというのがその起源といわれ、毎年陰暦9月に9日間開催されます。

ベジタリアンフェスティバルのスーパーナチュラルな世界

この祭りの魅力は

21世紀というこの社会でマーソンと呼ばれる信者の身体に神が降り、苦行をしたりスーパーナチュラルな世界を繰り広げます。

祭りのメインイベントは様々な刺しものをしたマーソンの行列。(ただし、今年はコロナで刺しものはありません)

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何度か行列がありますが、その際に九皇大帝を乗せた神輿や様々な道教の神様を乗せた神輿には大量の爆竹が投げられます。マスクなしでは見ていることができないくらい。

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そして工夫を凝らした様々な菜食を楽しむことができるということです。

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タイ料理で人気のカパオライスも肉に模倣したもので菜食カパオとなります。

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プーケットは田舎のためか、白装束の人ばかりになりますが、こんなことバンコクではないそうです。どっぷりお祭り、というのも楽しさを倍増させます。

島内の25の中華廟で祭りが執り行われる

プーケットはタイの仏教寺よりも道教の中華廟が多い島です。ベジタリアンフェスティバルの各種儀式を執り行う中華廟は25社あります。

中でもベジタリアンフェスティバルの発祥といわれているのがカトゥのKathu Shrine。プーケット最大の氏子をもつのがタウンのJui Tui shrine(チュイトゥイ)、そしてBang Neaw shrine(バンニャオ)、タランにあるTha Rua Shrine(タールア)が4大中華廟といわれています。

祭りの間、最も賑わうのがオールドタウンにあるチュイトゥイで、菜食の屋台も一番多く軒を連ね、マーソンの行列や儀式の規模も最大規模を誇ります。

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初日は数メートルの竿を揚げて、祭りがスタート

今日は午後5時には長い竿が立てられます。それで9日間の祭りがスタート。今年はコロナ感染予防ということで、検温やマスク着用などいくつかのニュールールもあるそうです。

行ってみないとわからないけど、どうなることやらです。

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