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【血みどろホグワーツ】新世界より/貴志祐介


あらすじ
1000年後の日本。人類は「呪力」と呼ばれる超能力を身に着けていた。

注連縄に囲まれた自然豊かな集落「神栖66町」では、人々はバケネズミと呼ばれる生物を使役し、平和な生活を送っていた。その町に生まれた12歳の少女・渡辺早季は、同級生たちと町の外へ出かけ、先史文明が遺した図書館の自走型端末「ミノシロモドキ」と出会う。そこから彼女たちは、1000年前の文明が崩壊した理由と、現在に至るまでの歴史を知ってしまう。
ー引用ー
「"新世界より (小説)"」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/新世界より_(小説)


私なりにこの作品を一言で表すとしたら…

血みどろホグワーツ


………

読み終えたのは一昨年だったかな

『秋の夜長にオススメの、面白い長編小説』という記事で紹介されていて
あらすじに惹かれて買った本だった

3冊に渡る長編作品なんて読んだことがなかったので
「果たして読み終わるのか…」と思いながら購入

案の定、1冊目の途中まで読んでは飽きを繰り返してはしばらく放置していた

ちょこちょこ本を読む人なら分かってくれると思うのだが
急にスイスイ読めるタイミングってあるよね

それまで苦労していた本でも、急に
「ああ、分かる、分かるぞ…」ってなる

この本もそんな感じでした

約1年半かけてなんとか3冊読み終えましたが
この物語、

本当に怖かった……(好き


世界観になれるまでが少し苦労するけれど
一度入り込んでしまったらそこからはノンストップで物語が展開します

絶対に止めてほしいけど止まってくれないジェットコースターって感じ

特に中巻からストーリーは加速して、
下巻に関しては「息するのを忘れていたのでは」というほど

作者の貴志祐介さんは『悪の教典』でよく知られているようで

そちらはまだ原作、映画共々未チェックですが
貴志さんの別の作品である『天使の囀り』は読んでみました

コロナの熱に苦しみながら読んだせいでもあるでしょうが、
しっかりトラウマとして私の心の1ページを飾った作品でした

ホラー、グロ耐性はある方なのだけど
貴志さんのホラグロは免疫の壁を突き破ってくれるから好き

貴志さんの作品だと『クリムゾンの迷宮』、『青の炎』も気になる!
今年はせめてどちらか読めますように…

思わず虜になってしまった貴志祐介さんの『新世界より』の評価は…

ミノシロモドキ500匹分!


やったね!



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