アイルランド留学【13日目】:「瞬間英作文」ってどうなのか
留学に向けて日本で英語を勉強する際に使っていた教材の一つに「瞬間英作文トレーニング」があります。
日本語の文を瞬時に英文に直して声に出すというやつですね。英語学習者には有名な教材だと思います。
書籍ではなく、スマホ用のアプリを使って毎日訓練してました。営業の外回りの移動が車だったので、その時にずっと音声を流しながらやれたのが結構効率的でよかったです。
【実践していたこと】
実施期間 : 3ヶ月くらい
頻度:基本毎日
方法:
・日本語の音声を流す⇨英語にして声に出す をひたすら繰り返す
・中1、中2、中3レベル、それぞれ10〜15周くらい実施
・発音も意識しながら声に出す
実際に海外に来てみて、この「瞬間英作文」の訓練方法についてどう思うかを簡単にまとめてみたいと思います。
良かった点
・英語に口が慣れる
なんだかんだこれが一番大きいかもしれません。
リーディングやリスニングは中高大での英語学習で最低限できる人が多いと思いますが、英語を口にすることってこれまでほとんどなかったはずです。
野球で例えるならば、試合のルールや、バッティングフォームの良し悪し、戦術のポイント、みたいなことをはわかっているのにバットは振ったことないような感じです。そりゃヒットを打つどころの話ではないですよね。
瞬間英作文で、実際に声に出して訓練することで、素振りをするイメージですね。これをやってなかったら、そもそも打席に立とうとすら思えないと思います。
今の所、あまり気後れすることなく、積極的に話そうとできているのは、確実にこの訓練の成果だと思いました。やっててよかった。
このときに、発音も意識して訓練してたので、まだまだ粗末な出来ですが、伝わるレベルにはなっているのが嬉しい。発音悪いと、全く通じないですからね。なぜ学校の先生は、ここまで発音が大事だということを誰も教えてくれなかったのか。
そして、野球って本当に例えに使いやすくて素晴らしい。
・英語の構文に慣れる
最初は、中一レベルの疑問文とかでも、いざ瞬時に口に出そうとすると全然スムーズに話せませんでした。聞いて理解できるのと全然違いますね。
アプリで訓練したおかげで、主語の位置とか三単現のsとかその辺のめちゃくちゃ基礎の部分を、あまり意識することなく話せるようになりました。文法的には簡単なのに話そうとすると難しいんだよなあ。
イマイチな点
・そもそも「日本語→英語」に直す、というのがイマイチ
これは現地に来てみてかなり感じました。
一度日本語で考えてから英語で話す、というのは、正直限界があります。単純な質問くらいならまだしも、自分の意見を伝えたりする上では、すごいグダグダな文章になります。
なんというか、その言語のもつ「感覚」は、他の言語では表現しきれない感じがありますよね。例えば、riseとraiseとincreaseの違いとか私には日本語では説明できません。(単語で画像検索とかするとイメージが掴みやすいみたいです)
あとは、おそらくそもそも論理構造とかも違いますよね。瞬間英作文をゴリゴリにやり込んでも、多分あんまり意味がありません。
英語を学ぶなら、やはり英語で学んだ方がいいと思います。
結論
基礎勉強として最初にやるのはいいけど、そこそこ慣れたらやる必要ない!自主勉強のリソースは、発音の練習とか英語の参考書で構文を学ぶ方に集中した方がよいのでは!!
-----✂︎-----
ざっくりとした結論になりましたが、こんな感じです。
これから英語の勉強を始めようとしたり、留学を考えている人の参考になったら幸いです。ならなかったらすみません。
今後は帰宅後の自主勉強は、「スタディサプリ英会話」で発音練習、「English Grammer in Use」で文法勉強に集中していこうと思います。
あとは実践あるのみですね!
明日は、なんとアイルランド人と1:1で飲みに行くことになったので、また続報をお待ちください〜
ちゃんと会話になるのかな。緊張するな〜。
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