Nothing comes from 他責思考

【アイルランド留学119日目】

他責の考え方だと、結局自分が一番損をするんだろうなぁとよく思います。

シェアハウスに他の日本人も住んでいるんですが、夜にはお互い今日学んだことを復習がてら喋ってみようという感じで、英語でコミュニケーションしています。

向こうは大学生で、私の方が歳上ということもあるので、色々相談もされます。就職のこととか、英語の勉強の仕方とか色々ありますが、最近よく相談されるのは、現地での人間関係についてです。ざっくりいうと、あまり仲の良い友達ができない、うまく会話ができない、どうしよう、みたいな感じです。

ふんふんとうなづきながら聞いていくと、最終的には「あいつらがもっとこっちに興味を持ってくれないのが悪い」みたいな不満になっていきます。

気持ちはめちゃくちゃわかりますが、客観的にみると、「そりゃそうだろうな」という感じです。英語もままならず、気の利いたジョークが言えるわけでもなく、相手の気持ちを推し量ったコミュニケーションを心がけるわけでもないのに、どうして自分のことを好きになってもらえるのでしょうか。可愛い女の子ならまだしも、不満たれたれな日本人男子を誰が手放しで受け入れくれるでしょうか。

このことは自分も常に戒めとして心に抱いていることなので、アドバイスとしては、「興味を持ってもらえるようにコミュニケーションの仕方を工夫する」、もしくは「日本のファンみたいな、そもそも自分に興味をもってもらえそうな人と交流する」というシンプルなことを伝えました。

ただ結局、「それはわかるけど難しい、なんでそこまで自分ががんばらなくちゃいけないんだ」というような感じになり、しっくり来るところまでは至りませんでした。私の力不足ですが、やっぱり、人にアドバイスして誰かの意識や行動を変えるってなかなか難しいですね。

しかし、まぁ他責思考というか、他人への期待値の高さって一体何なのでしょうね。大体の人間関係の悩みって、期待値とのギャップから生まれますよね。周りがなんでもしてくれる環境にいると他者への期待値がぐんぐん上がってしまうのでしょうか。自分の価値への自信もすごいですよねそれ。ただ他責思考で、相手を糾弾することで状況が改善することはなかなか難しいでしょうし、不満をいうばかりで時間を消費してしまうので、自分が一番損してしまいます。

「人が自分の期待通りの動きをすることはほぼない」、「人を変えるのは不可能」みたいな思考の方が、あとは自分にできることを考える他ないので逆にスッキリしていいんじゃないかと思います。もちろん感情的にイラっとすることは間違い無いので、それはそれで自分なりの手段で発散して、あとは建設的な思考を進めて行った方がいいですよね。

という感じで、相談を受けたことで生まれたイライラはこうして文字起こしすることでだいぶ解消されたので、あとはこの状況で自分にできることを考えていこうと思います。noteよ、いつもありがとう。笑


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