世界の流れを知る

【アイルランド留学122日目】

来週末にケンブリッジ英検の試験本番が差し迫っている反動なのか逆に英語の勉強が捗らず、世界史の勉強の方に逃避しています。がっつり日本語で本を読んだりしているのでどうかとも思いますが、「コミュニケーションの下地になる知識だからいいんじゃ〜」ということで自分の中ではギリギリセーフにしています。

細かい歴史を学ぶと言うより、ザーッと全体の流れを学んで、関係性を掴むような感じですが、今ニュースになっている出来事の背景もわかってきて面白いですね。パレスチナ問題とか、今ホットな香港のデモとかだいたいイギリス絡みなんですね。大英帝国恐ろしいや。

かつてのイギリスのえげつなさを知ると、その隣にポツンと佇むアイルランドの歴史にもまた俄然興味が湧いてきますね。北アイルランド問題とかまたこれもBrexitでまさに今大変そうですが。

大きな流れがわかると、またそこから新たな疑問や興味が生まれてくるのが歴史の面白いところですね。

それこそ、古代から中世、大航海時代とか革命の時代には、ヨーロッパや中東、中国やインドなんかは主要キャラとして登場してきますが、日本は脇役かエキストラみたいなレベルの存在感です。世界中の国々が戦争に次ぐ戦争、侵略に次ぐ侵略、ということでバチバチにやりあって物語を進めていく中、日本はほぼ国内で争うばかりで世界での存在感はなく、最終的に鎖国して俳句詠んでますからね。平和最高かよ。

そこで思ったのが、「そこから列強に対抗できるレベルまで一気に近代化してった明治維新ってすごくない!?」ということです。今更ですが。

明治維新が日本の歴史上、途轍もない重要イベントだとは知っていますが、正直、それが結局何だったのかと言われるとよくわかっていません。坂本龍馬が「ぜよぜよ」言って、西郷隆盛が「ごわすごわす」言っているくらいの認識です。これが義務教育と受験教育の敗北か。

登場人物も多くて複雑に感じられるので、これまでいまいち学び直そうと言う気にもなれませんでしたが、世界の歴史を知ったおかげで、「ここで日本は何してたの!?こっから日本どうなったの!?」という感じに面白いくらい興味が湧いてきました。

日本を知るためには、まず世界を知るのが大切なんだなぁという留学っぽいことを改めて感じた1日でした。明日は英語に集中して、また週末に歴史の本を読もうかなぁ。



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