古民家の駐車場をDIYでなんとかできた!
前回見事に失敗した砂利の駐車場
砂利を敷いたら大丈夫!とかではなく、やっぱり路盤づくりが大切なんだなと思い知ったわけですが、とにかく降雪予想まであと2日、しかも2日目は雨予報なのでほぼ一日でなんとかしないといけません。
転圧機を借りてくるとか、コンクリートを流し込むとか色々考えたのですが、素人が一日でできてこれで大丈夫というプランがなかなか思いつきません。
タイヤだと荷重が集中して沈み込むので、板みたいなものをあててやればと思ったのですが、コンパネでは弱すぎます。(あと滑りそう)
コンクリートブロックを敷いたらどうかとも思いましたが、ハイエースの車重はキャンピング仕様にしていることもあって2.3トン超えと普通の乗用車2台分。いろいろ検索すると、普通の車でもブロックが割れる可能性があると書いてあるので、ハイエースなんてとても無理。
ブロックではなく、気泡なしのコンクリート板ならなんとかなるのではとコメリのサイトを開くと、輪島店に60センチ✕30センチのコンクリート板があるのを発見!
荷重的にはやや不安が残るのですが、とりあえずこれをタイヤの下に敷くしかなさそうなので、これをベースに考えます。
100kg以上は載せるなと書いてありますが、それは完全に宙に浮いた状態での話。下が均等に持ちこたえてくれればたぶん大丈夫ではないかと思いました。
とはいうものの、下の砕石はボコボコしているのでとても荷重が均等にかかるは言い難い。そこで固まる土(コンクリートを混ぜた砂、普通は雑草防止に使います)をコンクリート板の周囲に敷いて平面で固めてしまうという作戦でいくことにしました。
地盤改良工事と理屈的には同じですね。
コメリ会員であれば軽トラ1時間無料で借りられるので、これで材料を運搬。コンクリート板16枚と固まる砂で合計500kg超え!最大積載量を超えてしまうので2往復しました。キャンピング仕様のハイエースではもう運べる量ではないです。
なにせコンクリート板の幅はたったの30cm。予算も時間もないので両側一列です。タイヤ幅が20cmですから試験場の車庫入れを超える精度が要求されますが、そこは運転歴長いのでなんとかなります。それより板が横にずれるとしゃれにならないので何度も測り直しました。
使ったのはまさ王です。amazonでも買えますが今回は時間がないのでコメリで買ってます。値段はほとんど同じかな。
本来なら3cm以上の厚さがいるようですが(それでも自動車ではなく人が歩くレベル)上に板を乗せるのでだいたい2cm厚程度の計算で、15袋用意しました。
コンクリート板は1枚24kg、腰に来ます。そして敷いたあとは周りを埋めるためにまた砕石を積んで運んで降ろします。もう連日の肉体労働でフラフラですが、ギックリ腰にだけはなるなよーと念じながら、姿勢には気をつけてやりました。
一番前の板は90度バックで入庫するのでオフセットして置いてみました。
ちなみにコンクリートは4度以下では硬化不良を起こしてしまいます。気温的にはギリギリで雪予報なのでそのままでは危険です。ブルーシートを被せることで、地中熱を貰えるのでこの気温だとギリギリセーフな感じです。
養生は1週間程度。土曜日にはブルーシートを外して踏んでみたけどなんとか大丈夫そうな感じになっていました。
ただ、コンクリート板がツルツルで滑りそうなのでグラインダーで溝を掘ることにしました。
その2日後には結構雪が降ってきて、除雪車も出そうな勢いだったので、車を移動して載せてみました。
確かに3cmとズレずに止めるのはテクニックは要りますが、もっとタイトな駐車場はいくらでもあります。ひと冬くらいこれでも全然平気!
そもそもこんな積雪地帯でFRのハイエースとか乗るなよって話なんですが、能登へ移住する前に買ったので仕方ない。改造しまくりなのでそう簡単にも売れないんです。
が、これで当面は安心です。無事に冬が越せそうです。ホントにギリギリセーフでした。
今冬はこれで過ごして、夏くらいにちゃんとした駐車場に仕上げようかと思います。タイヤの乗る部分だけコンクリート打ちすることで微妙な傾斜とか排水を考えなくて良くなるので、かなり安上がりにできそうな知見はたまりました。
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