新卒捨てたあとの不安

大学3年生から4年生まで約1年ほど就職活動を行い、納得のいく企業から内定をいただいたにもかかわらず新卒を捨てた大学4年生です。

内定を辞退するために電話を掛けるときでも、
不安はありましたが、
断ってからの気分の波の
上がり下がりはやばかったです。

「断ってよかった!」
「やっぱり断わらなければよかった!」
「やっぱり断ってよかった!」
「いやいややっぱり…」

一日のうちで何度も気持ちが変わっていました。

「そんなことはわかってたのに、なんで捨てたんや!」と言われそうですが、捨てた理由はもっと優先したいもの、したいことを見つけたから。
そのために自由が欲しかったからです。

特に、激しく後悔するときは、
今後の人生がうまく思い描けなくなったとき、
お金が足りないことに気づいたとき、
バイトをしていてこれからも
バイトをすると考えると
正社員としてはたらかない私は、
社会に貢献できていないのではないか、
大学卒業した者としての役割を
果たしていないのではないか
と考えてしまう時です。

これは、捨ててみないと何とも
形容しがたい気持ちですが、
このもやもやは、
今後の生活の不安というよりも、
新卒で入社しない自分が欠陥品や
不良品なのではないかと
いうもやもやもです。

そしてここ最近、かなり沈みがちな日々を送っていました。

ですが、最近いろいろ考えるうちに気付いたのは、新卒を捨てたのになぜか「ある」と思っている自分がいるということです。

もう捨てたからないはずなのに、
「もし入社していれば、、」と
無意識に考えていました。

私が欲しかったのは、新卒ではなく
その会社だったと気づきました。
(私にとってそれだけいい会社でした。)

(いい会社だと思うのは、もう一つの選択肢の
ドイツにまだ答えが出ていないから。
まだ行っていないから。
比較的想像しやすいほうが、
よかったのではないか?と
想像しているんだと思います。)

ですが、もう捨てたものは捨てたものもう「ない」んです。そのことに気づきました。

すると、断った時の自分の軽さに情けなくなりますが、もうないものはないので、考えても無駄です。なので、もう考えても意味がない。

あとは、ポジティブに!ということです。
私は、内定をお断りする際、
ポジティブに考えてお断りをしました。

しかし、ドイツへの準備を進めているうちに、
どんどん気持ちがネガティブになっていました。
うまくいかないのでは?
何も得られないのでは?

こんな私が行っても大丈夫?
などなど悩みは尽きません。

ですが、その不安を駆り立てていたのは、
自分の周りに影響されやすい性格によるものだと思います。

私は、自分の意見を持っていますが、
周囲の人たちの意見にかなり左右されやすい部分も持っています。時々、他人と自分の境界線がわからなくなり、どうしてよいのかわからないほど、気分が沈んだりしていました。

具体的には、わたしの周りには、新卒をやめる人は一人もおらず、周りの人は「卒業後はどんな会社にいくの?」と当然、聞かれます。

入社するのが当然と思うのが
当たり前だと思いますが、
その前提で話を進められると、
私の場合、言い出しにくく、
「やっぱり新卒すてるっておかしいんだ」と
思い、また落ち込んでいました。

そんな中、最近、ドイツに留学へ行った人達の
体験記を読みました。

私はこれまで、
お金は大丈夫か?
仕事は見つかるか?
ドイツ語は上達するか?と
ネガティブな想像ばかりしていました。

ですが、その方たちの体験記を見ると
意欲や希望にあふれ、
ドイツに行ったらこれがしたい、
これを学びたいと思っていたと
書かれていました。

それを読んで、私は、
「私がドイツに行きたいと思ったのは、
もっとポジティブな理由だったのに
いつの間に代わってしまったんだろうと思いました。」

ドイツに移住ができなくても、
ドイツで学びの多い時間を過ごすことができれば、なにか今後にも生きてくるはず!

もっと、自分のしたいことのために
時間を使っていきたいと思いました。

自分が選んだ道が「よかった!」と
思えるように頑張りたい。



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