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夫婦で2Lペットボトルを鑑賞してみた

先日、「13歳からのアート思考」という本を読みました。

この本の中で、アート作品の鑑賞方法として「アウトプット鑑賞」という手法が紹介されていました。

「アウトプット鑑賞」のやり方は至って簡単。作品を見て、気がついたことや感じたことを声に出したり、紙に書き出したりして「アウトプット」すればいいのです。

この本を夫婦で読んで「ああ、『アウトプット鑑賞』やりたい!!すぐやりたい!!」となりました。

アートは美術館に行けば鑑賞することができます。しかしご時世的に、なかなか気軽に外出するわけにも行きません。

そんなわけで、自宅にあるペットボトルで「アウトプット鑑賞」をしてみることにしました。

2本比較

「まいばすけっと」で購入した水(左)と
「ミニストップ」で購入した水(右)


※基本的に事前知識を持ち合わせずに、憶測で語りあっています。事実と違うこともあるかもしれませんが、予めご了承ください。

・・・・

成分表示

成分表示

夫:あらゆる表示が0だよね。なんで0なのに表記してるのだろう?

妻:逆にそれが、天然水であることの証明なんじゃない?

夫:なるほど、なんか吉幾三みたいだよね。

妻:どういうこと?

夫:「脂質もねぇ、糖質ねぇ、食物繊維も入ってねぇ」みたいな感じ。

オラこんな成分表示いやだ

2本の共通点

販売者比較

成分表示比較

妻:これラベル違うけど、採水地も製造所も販売者も成分も一緒だね。何が違うんだろう?

夫:ほんとだ!

妻:実は同じ水だけど、ラベルが違うだけなのかな?

夫:駅のゴミ箱みたい

妻:???

夫:入り口は分別してる風だけど、実は同じゴミ袋にまとめられてるのあるでしょ?あれみたい。

あ、でも、ゴミ箱の場合は入り口が別で出口が一緒。この水の場合は入り口が一緒で出口が別だから逆か。

妻:?????

箱ミゴの駅

ベストなプライス

ベストプライス

妻:右はベストプライスって書いてある!それが唯一の違いかな?あ、でも安かったのは書いてない方…??

夫:右はコンビニで買ったからちょっと高かったのかも?でも、全く同じ水であれば安いに越したことはないよね。

妻:ラベルが凝ってるにもかかわらずこの値段ってことかも。

夫:高級感があるのは左の方な気がするけどね笑

妻:ベストな価格っていうのは安ければいいってものではないのかも。売る側の観点もあるしね。

日常の買い物において、取引の両者にとってベストな価格で取引できているのかどうかって、実はあんまり意識できてないよね。知らないところで、めちゃくちゃ買い叩いてるかもしれないし、逆に気づかないうちにぼったくられてるかもしれない。

取引って難しいね

ラベルデザインの違い

デザイン比較

夫:ミニストップ(右)の方は国内採水を推したデザインだよね。

妻:対してまいばすけっと(左)は英語推しだね。

夫:ミニストップは全体的にパンチ力があるね。文字も太い気がする。

妻:たしかに。一方、まいばすけっとの方は、すっきりした部屋に馴染むように作ってる感じがする。

妻:同じ水が違うラベルで出てるのって、やっぱり面白いよね。あ、もしかして移行期なのかな?

夫:もしそうだとしたら、結構大胆なモデルチェンジだ…!

大胆なモデルチェンジが水面下で実行されている?(水だけに)

スクリーンショット 2020-07-19 10.30.23

夫:ボトルに書いてあるこれは賞味期限?

2022年の5月…DB日??もう一つはAD日??どういうことだ???

しかも時間まで設定されてる??1分でも過ぎたらアウトなのかな?

妻:日付がわからないのに、分数まで設定されてる……?

2022年の5月DB日、5時46分までに飲みましょう(?)

ペットボトルの形

くぼみ

夫:側面の凸凹は掴みやすくしてるのかな?

さらなるくぼみ

妻:4面のうち、2面はさらにくぼんでる!これは掴みやすくするためだろうなあ。

上のくぼみ

妻:上部のくぼみはなんだろう?

夫:なんだろねえ。ここは掴まないもんね。

底のくぼみ

妻:底にもくぼみがある!汗かいて張り付いたりするのを防止してるのかな?

掴むためのくぼみと掴みどころのないくぼみ

マンタと線対象図形

マンタ

妻:え!ここの水の部分マンタみたいじゃない?!

夫:ほんとだ左右対称だね。ちょっとラベル剥がしてみるか…!

画像7

ラベル注目

やっぱりそうか!これ、全体が左右対称だ。

パッとみ複雑そうな絵だけど、反転してつなぎ合わせてるんだ!おおお

世界一複雑な線対称図形を発見

TOPVALU

トップバリュ

妻:トップバリュ(TOPVALU)ってEはつかないんだ!

夫:ほんとだ!ずっとVALUEだと思ってた。

妻:あえてだとしたら何か意味があるんだろうね。調べてみたらわかりそう。

でも調べない

大切なこと

キャップ

夫:キャップの1ラインだけ短いのはなんでなんだろうね?

妻:ほんとだ。製造の時になんかできちゃうのか、それとも印なのかな?

妻:あ、ここも欠けてる。

キャップ下

夫:確かにある。

ペットボトルが完全な存在でないことを暗に示しているのだろうか?

完全な存在なんて無いんだ

ラベルからのメッセージ

マイバスのライン

妻:あれ?!これ、もしかしてまいばすけっとの色かな?

夫:おお…!それっぽい…!

インフラ

妻:まいばすけっと色のライン上に山がそびえてる。まいばすけっとが世の中の地盤になっていることを表しているのだろうか…?

地球のインフラこと「まいばすけっと」

・・・・

以上で鑑賞を終わります。

今回は、「13歳からのアート思考」という本の中で取り上げられている「アウトプット鑑賞」という手法を参考にして、ペットボトルを鑑賞し、気がついたことや感じたことについてざっくばらんに語り合ってみました。

いわゆる一般的に「アート作品」と呼ばれているものでなく、本当になんでもない日常のペットボトルでも、よくよく眺めてみると色々な気づきが生まれることが分りました。

何かを感じ取ろうとじっくり向き合う姿勢さえあれば、どんなものでも「アート的な鑑賞」の対象となり得るのかもしれません。


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