うつは甘えなのか?

のめしこきです。

うつ病による休職からの復職3日目、金曜日のことでした。
中々体が動かずに体調が思わしくなく「今日は休む」とボソッと親に行ったところ、「甘えじゃねんか?」「ちょっと怠け癖ついてるよ」なんて言われて少しショックを受けました。

これが健常者と精神疾患を抱えるものの意識の差なんだなと感じましたが、実際どうなんだろう、これは甘えなのか?と自問自答していました。

結局、体調が少し良くなり、午後から仕事には行きましたが、果たして実際体調不良だったのか、甘えによるものだったのか。自分ではわからないというのが正直な感想です。

うつ病の症状なのか、甘えなのかがわからなくなる寛解期

一応、医師の診断書には”寛解”と書かれており、一応医師の説明によると”投薬している状態で通常の活動ができる”状態が寛解状態とのことでした。

医師の話によると投薬もなくなれば”完治”となるそうで、この寛解状態からの脱出が大切らしいです。

さて、小見出しの件ですが、寛解した状態は確かに普通の暮らしが問題なく送れていますが、稀にだるさや倦怠感はあります。

特に仕事前、朝は体が凄まじく重く、冬は特に寒くて体が動かない感じがします。

ただ、よく考えたときに健常だったころに朝つらくなかったか?という点では朝は辛かったです。つまり元々そういうように感じていたということです。

そうなってくると”うつ”の症状なのか、それとも元来持っている”甘え”なのかが分からないというのが現状です。

寛解期になるとほとんど通常活動ができるようになっているので、仕事前にそのような症状が起きるということは”甘え”なのではないか?という気持ちにもなります。

結局、”うつ症状”なのか”甘え”なのかは本人の判断に委ねられ、他人に判断されたくない。

うつ病などの精神疾患については問診で症状を判断するため、本人の言葉次第でいくらでも診断が変わることがあります。

小見出しの通り、結局は自分で判断するしかないというのが現状なのです。
ただ、自分の判断を他人にとやかく言われるのが嫌なんですよね。

例えばいじめ問題も被害者がいじめだと感じたらそれはいじめだと思いますし、加害者がいじめではないと思ってもあくまで当の本人の意思が大事になります。

それと同様、精神疾患については自分で病気を学んで、ある程度自分で判断していくことが必要になってきます。

それを他者、ましては医者でもなんてもない人物に判断されることがたまらなく嫌だったのだと気づいたのです。

確かに甘えの部分もあるのかもしれない。

とはいえ、他人から見た状態も確かに大事ではあります。親には甘えに見えたわけですから。

自分は復職2回目です。なので一度目の復職時の大変さはよくわかっているつもりです。
あの時、確かに職場に行くのがつらくて毎朝、コンビニの駐車場で瞑想して心を落ち着かせてから出勤していました。

あの頃よりはメンタルコントロールはうまくなったとは思いますが、復職で最後大事になってくるのは確かに”根性”です。折れない心が必要です。

ですが、メンタルを一度やられてしまうと、もう立ち向かえない時もあるのです。きついときがあるのです。

それをもしかしたら”甘え”と思ってしまう可能性はあります。
甘えと症状は紙一重で表裏一体だな、と感じます。

結論:自分の判断を信じて、他人の言葉に惑わされない。

これにつきます。自分を信じて、症状かを判断する。これができないと悪化します。

逆に”甘え”と感じたら頑張る。踏ん張るという気持ちが必要なのだと思います。

もし、周りにうつ病を患っている人を”甘え”だと思っている人がいたら口に出さないで上げてほしいです。本人が一番判断するのに苦労しているわけですから。


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