世間は【他人の神話】であふれている。
私が提唱している自分の神話とは、自分だけの正解を生きること、
自分の真話 真の話ストーリーを生きる、とも言えますね。
自分の神話塾は、そのために
自分だけの正解を選ぶ力を取り戻す塾です。
2011年からスタートしたこの自分の神話塾は、
2023年5月現在 54期生が進行していますが
先日、卒業生向けのフォローアップの会がありまして。
本当に自分が望む人生を生きたいと願う方は、密かに大勢いると思うのだけど、そこを貫くには「嫌われる勇気」や、太い太い自分軸が必要ですよね。
でも、私たち凡人はなかなかそれができない。
だから、いつでも立ち戻れる自分の軸を言葉や形にしたものを使うことをおすすめしています。
それが自分をあらわすシンボルと
自分を生きる設計図であるパーソナルクレド®
その詳細は本題からそれるので割愛するとして・・・
この日の会では、受講1年たった50期のみなさまが、久しぶりに集まってくださったのですが、
みんな、がんばってパーソナルクレドとシンボルを使う練習を繰り返した甲斐あって自分の中にある正解を引き出す力がだいぶついてきました。
この講座期間内に別人みたいになったり、現実に変化が起きるという方もいるのですが、そういう方も含めて、みんな、これからもクレドとシンボルを絶対に活用し続けてね！と送り出しています。
というのは、自分の神話を完全に抜けだし切るって相当難しい、というか、わたる世間は鬼ばかり・・・じゃなかった
わたる世間は、他人の神話まみれですから。
せっかく脱出しかけた他人の神話の世界に、すぐに引き戻されてしまうんですよね。
「私ずうっと他人の神話塾に入ってました」
とは、ある塾生がぽろっと言ったこと。
言い得て妙だねーと！とみんな絶賛！
ほんとに、そうだと思いませんか？
子供の頃には親や先生の言うことを聞け、
大人になってからは、会社や上司の言うことを聞け、
そして最近だと・・
起業しなきゃとか、
副業しなきゃとか、
自分らしく輝かなきゃとか、
いやいや、無理やり輝かなくたって別にいいし、
ひどい場合は輝き方まで人に教わっている。
それ違うでしょ！
価値観はほんとに人それぞれのはずだし、それぞれでいいはずだから。
話は突然とびます。
脳が20年以上前にタイムスリップしたもんで。
リクルートの社内での
広告のコンテストで入賞作（私じゃなくて）
こんなキャッチフレーズを思い出しました。
それは
「絶対に世界に羽ばたかない○○しん」
という地方の信用金庫の求人広告のコピー。（微妙に違うかもですが）
グローバル化が加速し
金融機関を目指す優秀な若者の多くは、
世界に羽ばたきたかった時代、
絶対に海外進出しない金融機関が
いかに優秀な人材を集めるか、
工夫したんでしょうね。
絶対に羽ばたかない会社なのだから、
それを望む人が就職した方が
お互いにハッピー
将来海外進出もあるかも・・・なんてうそぶいたって、
お互い不幸になるだけですもんね。
だから逆に、
世界に羽ばたけと言われたら困る人
周囲は世界に羽ばたけブームだけれど、
実は絶対に世界に羽ばたきたくない
そんな事情や嗜好の人を歓迎するとはっきり宣言した広告。
広告の効果もよかったはずです
（コンテストに出品できるのは効果がよい作品だけなので）
と・・広告論を話したいわけじゃなく
幸せな生き方・働き方のためには、
自分の本当の想いと目の前の選択肢とのマッチングが重要なんですよね。
世間の神話塾で、多くの若者が世界に羽ばたこうとしていたとしても、
もしもあなたが、絶対に羽ばたきたくない、なら、羽ばたかない方が幸せ。
でも、最近の自分らしく輝こう、という声の中には、
似たような価値観しか見えてこないケースが多い。
しかも大きい声に限ってそう。
なんだか結局、
自分らしく輝く風を装う他人の神話塾
に入門してしまっている。
起業家を育成する広告を見ていると、
他人の神話塾のまわしものだらけじゃん、と思います。
お金と時間がたくさんあった方がいい。とか、
発信しないで稼げた方がいい。
○○か月で1000万円とか、
人の集客文コピペしているような文章の花盛り。
もちろんお金や時間は無いよりあった方がいいけれど、
それが絶対的な指標とは限りませんよね。
それらを自分が心から熱望しているなら
それは自分の神話、自分の正解。
でも、自分がそう望んでいないならば、
それは別の誰かの正解だから。
あなたはあなたの物差しで決めなくちゃ。幸せになれないよ。
と思うけど・・・
世間は自分の物差を封印している人だらけ。
会社を作って12年
個人事業主時代からあわせたら15年くらい
自分だけの正解を生きるお手伝いをし続けてきましたが
世間は、私が思った以上に
自分の物差しそのものを封印されている人だらけ、
他人の神話塾にあふれているんですよね。
よほどのことがない限り、
日本人の多くは物心ついた時点で、そこに入塾させられる。
その中でも、真面目で素直な頑張り屋さんは、
周囲からの期待や正解にしっかり応えようとする
努力家で成長意欲も高いからこそ、
そして素直で誠実だからこそ
他人の神話塾の理想のスタイルをしっかりマスターしちゃったりする。
協調性とか、社会性とか、空気を読むとか、
周囲が期待した正解をスピーディーに出すとか
その力もバランスよく生きる上で大切なこと。
そしてそのバランス感覚や協調性を鍛えていると、
時に、自分だけの正解を封印せざるを得ないかもしれません。
あの王様・・・裸じゃね？
と心の中で思っても、
ほんとうのことは
口が裂けても言ってはいけないんだよ。
と周囲から言われると、
素直な人は、
自分の脳にそうコマンドを出すように設定してしまう。
でも、自分を偽っていることはわかりますよね。
だから心は辛い。
一番つらいことは、自分が自分を偽っていることだから。
その辛さと、他人の神話塾での板挟みに苦しむ真面目な人は
自分の心に正直であろうとする自分を
封印、抹殺しようとしてしまう。
自分が本当の想いや考えを口にしたり手に入れようとすると、
怒られる、嫌われる、仲間外れにされる。
といった恐怖が無意識に働き、
自制心も社会性もあるがゆえに、
自分にとっての正解を捨て去ろうと封印する。
自分の心の声は聞こえないふりがうまくなる。
しだいに、自分の正解をはかる物差しはなかったことになる。
自分の物差しがなかったことになると
損得や優劣、正解不正解でしか物事は決められなくなるから、
人気や知名度や収入の多さなど、
上か下か、多いか少ないか、などで
幸せをはかるしかなくなる。
他人の神話塾で
7桁収入！とか、億女とか、
働かないで稼ぐといった声をきいて
それが正しいことで
そうしなくてはならない気になっちゃうんですよね。
重要なのはあなたが本当はどう思うの？ってこと。
もうほんとにここにつきる。
ちなみに
私は、働くことが大好きです。
お金になることも、そうでないことも。
そしてこうやって発信もしたい。
世の中ふざけてんじゃねーよ、と言いたい時もある。
だから、働かないで7桁とか言われても全く響かない。
発信しないで稼げる、とか気持ちわるい。
居心地よくない。
ちゃんと働いて、その対価をいただいくのが心地よい。
その上での7桁の方が、ずっと嬉しいし誇らしい。
私にとって。
そしてその、
私なりのちゃんと働いて、という部分には、
大切なことを犠牲にせずに、という条件もつきます。
心や体や、そして自分の良心（ここ大事！）といった、
大切なものを犠牲にしないからこそ、
本当にやりたいことは、
全て自然に叶いますから。
大事なのは、自分が本当にやりたいことかどうか、
自分の心や体や想いを犠牲にしていないか。
だってそうじゃなきゃ幸せじゃないんだもん、
私の場合は。
そこが命だと思っています。
人は本当に人それぞれ、
仕事ばっかりしていたい人もいるし、
働かずに家のこと好きな人もいるし、
夢中ならお金も何もいらないという人もいるでしょうし
ちゃんと対価をいただいて
プロとしての責任を果たしたい思う人もいる（私はこのタイプ）
もちろん自分本位に爆稼ぎしたい人もいる
私の価値観にはそぐわないけれど、
そうしたいならそれはそれ。
別にお金がたくさんなくても幸せな人もいるし、
汗水たらして体動かす仕事が誇らしい人もいる。（かっこいい！）
他のことを犠牲にしてでも貫きたいものがあるという人もいる。
大谷翔平選手は、
野球以外に興味がなくて、野球が好きすぎて、
遠征先でも一歩も外に出ずホテルで
トレーニングしかしないという。
でも彼には、
仕事のためにプライベートを犠牲にしているとか、
せっかくなのに観光しないのがもったいないという
感覚はおそらくないはず。
だってそうしたいからしてるんだもの。
ほんと人それぞれです。
そして、
ただお金持ちになりたいだけならば、人真似とか、マニュアル通りとか、オレオレ詐欺とか、いくらでも方法はあって、なれなくはないわけで・・・、
でも、それでは幸せとは言えない、
人生の成功者にはなれない。んじゃないかしら。
自分が本当にやりたいようにしないと、
人は幸せにはなれないし、魂は喜ばない満たされない。
これは、
海外から飛行機で、毎月神話塾に通ってくださるようなお金持ちセレブから、
「どうしても受けたいけど20回払いは無理ですか？」とバイトしながらがんばっていた20代のミュージシャン志望のフリーターまで、
15年間にわたって、2000人を下らない方の
人の心の満足度にふれてきた経験にもとづく、私なりの結論です。
さまざまなお財布事情、
人間関係、生き方働き方、などにふれてきたからこそ、
声を大にして言いたい。
本当に幸せになりたいなら、
他人の神話塾を全力で脱出しましょ。
自分の神話塾の卒業生のみなさまが、
他人の神話塾に戻っていかないことを願います！
お読みくださってありがとうございます。
で、あなたはどう思う？
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