見られていないところが正念場
ここ最近、夜と朝のルーティンができていません。
それが原因かはわかりませんが、心と身体の調子が良くありません。
とりあえず今の状態は心地悪いです。
惰性でYouTubeを見ていると、ある動画に目がとまりました。
「努力できる人とできない人」という趣旨の動画で、仏教の教えに基づいたものです。
「地道に積み重ねても結果が現れない期間があるが、何かをきっかけに現れるときがくる。その繰り返しで人は成長する。努力できる人はこれを理解している。」
とのことです。
なるほどたしかに、自分の経験を振り返り納得しました。
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EP.1 センター試験
大学受験を控えた高校3年生11月、センター国語200点満点中80点でした。純日本人です。他の科目よりも多めに国語の勉強時間をとり、毎日問題を解いて解説を読み込んでいました。
優しくて熱心な先生のおかげで、12月末には170点とれるようになりました。
EP.2 耳コピ
好きな曲のコードを耳コピできるようになりたくて、教えてもらった通りに耳コピの練習をしていました。間違えてばかりで、私は素質がないのではと思っていました。
しかし最近、コード進行がめちゃくちゃわかりやすい曲に出逢いました。1回で聴き取れたことが嬉しくて他の曲も流してみると、その曲のコード進行もわかったのです。
EP.3 スキンケア
先月、人生変わるレベルのクレンジングオイルを手に入れました。明らかに肌の調子が良くなっていました。
がしかし、訳あって、数日間は別のもので化粧を落としていました。すると……ニキビ、いや、この歳だと吹き出物になるのか……。醜いヤツが出てきました。
EP.4 書くこと
働き始めると、提出しなければならない課題はありません。1年前の私は、実践に直結する読み書きしかしていませんでした。学生の頃と比べて、特に書く量が減りました。
仕事を辞めて時間ができ、noteを始めましたが、学生の頃よりも書くのに時間がかかってしまいます。
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こうやって思い出してみると、「良いことも悪いことも、積み重ねていくと何かをきっかけに結果が現れる」という道理はよくわかりました。
仏教では、積み重ねを「因」、きっかけを「縁」、結果を「果」というみたいです。
ここには恥ずかしくて書けない過去も振り返りながら、何が「因」「縁」「果」に当たるのか考えていました。
その過程で、自分の考え方の傾向が見えてきました。
良いことでも悪いことでも、感情が大きく動く出来事が起きた時に、「因」か「縁」か、どちらかに重きを置きがちな傾向がありそうです。
極端なのです。
そして、極端がゆえに、自分で自分を傷つけたり、立ち止まらなくていいところで立ち止まってしまっていたんだなぁと気づきました。
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なんとなく見えた自分の傾向を、いい子いい子しながらゆるやかにシフトチェンジしていこうと思います。
因縁果の道理を腹に落とし込んだ先の生活はどう変化するのか、自分で見てみたいです。
腹に落とし込むには、毎日その道理を意識しなければなりません。
見られていないところが正念場です。
取り急ぎ、夜と朝のルーティンを復活させます。
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おまけ。
努力できる理由に納得した上で、努力を積み重ねられないときは苦しいものです。
努力を積み重ねられないとき、というのは、意志力だけではどうにもならないときのことです。
例えば、気圧、日照時間、老化、生活習慣によらない病気等があると思います。
私は未熟で、どうにもならない状況をそのまま受け入れる強さがありません。
そんなとき、森下典子さんの『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』(新潮文庫) は、私を優しく包み込み、心にぐるぐる絡みついた糸を一本一本ほどいてくれます。そのままを受け入れるための準備を一緒にしてくれます。
そして、また新しい今日を始めることができます。
もれなくみんなに、そういう優しい考え方や存在があると良いなぁ、嬉しいなぁと思います。
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