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Vol.150 東北から北海道へ

函館からニセコに向かう道中でこの原稿を書いています。長万部まで特急北斗に乗りそこでローカル列車に乗り換え。待ち時間が1時間あったので駅前の蕎麦屋で天ぷら蕎麦を食べてからローカル列車です。スイカも使えません。一両だけの車内は満席、ほぼ外国人.. よくここまでたどり着いたものです。聞き耳を立てているとアナンプリと連呼していますが正しくはアンヌプリです。アマンプリ(タイのリゾート)と混ざったか..🤔 ニセコに到着したらアメリカンの同僚と合流しスキーを楽しむのが主目的ですが、折角の機会なので北国の色んな場所にも立ち寄って日本の冬を満喫する予定です。

車窓から望む駒ヶ岳

今月初旬、東京に到着。南国の気候に慣れた身には、想像の斜め上を行く寒さです。思わずユニクロに駆け込み、ヒートテックを爆買いしました😅 1週間ほど仕事してから安比高原へ。東北や函館は大学1年の夏休みに「青春18きっぷ」でひとり旅して以来20年以上ぶりです。

グランクラスの座席配列は 1 - 2
ワインやリフレッシュメントも提供されます。

新幹線にグリーン車以上のサービスを誇るグランクラスと言うものがある事を知り初めて乗りました。イギリスの名門インターナショナルスクール誘致で最近注目を集める安比に昨年オープンしたインターコンチネンタルが控えめに言って最&高だったので改めてレビューします。まだまだ知らない外国人も多いのか、静かで優雅なひと時を過ごせました。快適なグランクラスのお陰もあって東京からのアクセスも良く、ここも何年か経てばニセコみたいに人気の地になっていくのでしょうか🤔 昨年滞在したアマネム然り、日本にはまだまだ他にもグローバルな訴求力のあるデスティネーションリゾートが沢山あるはずで、こうして各地にこのクラスのホテルが進出してくれると、滞在の選択肢が増えて嬉しいです。

部屋のお風呂♨️

他方で今まさに移動していて思うところでは、ニセコのロケーションは “今のところ” middle of nowhere… 隔絶されていて日本人の私でさえ中々不便なので、あちこち寄り道しながら旅行する人は少数派で、多くの海外スキー客はおそらく新千歳⇄ニセコ間をリムジンなどで直行するように思います。そうすると結局、他の街にお金が落ちませんよね?私の見たところ不便さの1番大きな理由はリムジン移動しない場合、小樽⇄長万部間がいわゆる地方ローカル鉄道線だからで、裏返すと情緒に溢れてはいますが、長時間座っていると正直しんどいです。皆んなよく、こんな不便な場所まで海外からわざわざローカル列車を乗り継いでスキーしに来るなぁ..と目の前のオーストラリア人達を見ながら改めて感心していますが実は2030年、先に述べた新幹線が札幌まで延伸する計画があり、何と倶知安(ニセコ)を経由するそうです。これが先程”今のところ” と書いた理由で、開通するとニセコを主目的とする海外旅行客が途中下車できる選択肢は格段に増えるし、ニセコのブランド価値も更に高まるでしょう。例えば東京駅からグランクラスに乗って、先の安比や函館にスキーがてら立ち寄り、最後はニセコで締めて帰り小樽で寿司を食べてから札幌・新千歳に抜けるルートを組むことだって難なく出来るようになります。

函館山からの夜景

今朝まで2泊した函館では、ロープウェイや路面電車に乗ったり五稜郭を訪れ、新鮮な海鮮も沢山食べてフルにエンジョイしました。美しい街でとてもリラックスできて気に入りましたが、現状はそれこそ小樽に比べると外国人の盛り上がりに関しては劣勢で、特にその歴史が果たしてきた重要な役割と比較すると、もっと盛り上がっておかしくない印象を受けました。新幹線の延伸はこの街の観光開発にとってポジティブに働きそうです。

リッツのロビーラウンジ

さて、倶知安駅からニセコビレッジのシャトルに乗り、今回お世話になるリッツカールトン・リザーブに着きました。チェックインの旨を伝えると英語で ”Could I have your passport please?” (= パスポートをご提示頂けますか?)と言われました… ん?🤔
このホテルがオープンする前の2020年1月、つまりコロナクライシス直前にニセコを訪れて以来3年ぶりのスキー、まずは怪我のないように楽しもうと思います。

*******Disclaimer*******
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