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Vol.177 水牛と逢い、人生を考える

最近、バンコク近郊で新しいMRT(メトロ)の開通が進んでいて、今月はピンクラインやイエローラインをよく利用しました。どちらもMRTなのにBTS(スカイトレイン)のラビットカードを使い、そして電車のアナウンスもBTSでいつも聞く女性の声です。なぜ🤔

ピンクラインを降りて対岸までタクシーを拾い、船で渡った場所にあるクレット島を目指します。長いことバンコクに居ながら実は初めての訪問です。お目当ては以前にYouTubeの番組(Retired Working For You)で取り上げられていたクラフトビール屋さん。小さな島からメナムを眺めながら飲めて格別でした。

chit beer からの眺め

先月、正式に開通したばかりのピンクラインは西の始点ノンタブリー・シビックセンター駅でパープルラインと接続、レッドラインや延伸したBTSと交わりながらラム・カムヘン、カセ・ナワミンを通ってミンブリーまで行きます。沿線には、ワット・プラシーマハタートと呼ばれる第一級の王室寺院やファッション・アイランド(巨大なショッピングモール)などがあり、どちらも久々に訪れました。

ファッション・アイランドから車を10分くらい走らせたラムカムヘンにパシオと言う別の郊外モールがあり、何年も前に友人のお父さんがそこでクラフトビール屋さんを出されていたのを思い出します。

現状は、都心からのアクセスはやや不便なピンクラインですが、イエローラインそして都心のブルーラインと接続する予定のオレンジラインが開通すると、これまで行きづらかった郊外へのアクセスもある程度出来上がるようになります。上述のパシオもオレンジライン沿いです。私がタイにやって来た頃には、想像もできなかった急速な発展ぶりに驚かされます。

そのイエローラインは先のピンクラインより一つ内周にあたり、ラップラオからシーナカリンを通り、サムットプラカンのサムローンまでぐるっと周るので、シーナカリンのトレインマーケットや、ラマ9世公園、そしてザ・モール・バンカピやシーコンスクエア、パラダイスパークと言った大きな郊外モールへのアクセスも便利になりました。親戚がサムットプラカンに住んでいて、昔よく車で連れていってもらったシーコンスクエアをMRTで訪れたのは中々感慨深かったです。

飛行機、じゃなくて鉄道マーケット

先週末は、そのシーコンスクエアから車で10分くらいの距離にあるお寺を初めて訪ねました。グーグル先生によると、本堂の仏像が美しかったので是非拝んでみたいなと。到着したら、なぜか水牛がお出迎え。

正確には水牛と牛がいます。

ついつい、話しかけたくなります。そして会話してみると、不思議と会話が成り立っているような気がしてくるのです。小さな小屋で繋がれていて、何だか気の毒に思えたので

Sanuuk mai” (楽しい?)

と訊いた時の表情がこれ

MRTを乗り継いで散々「動」き回ってからの、突然の「静」

🤔🤔

境内は結構広くて、あちこちお堂はあるのですが、中々お目当ての仏さまに会えません。やむなく小屋に戻って世話係の方に写真を見せたら、何と閉まっている本堂をわざわざ私のために開けてくださいました🙏

豪華絢爛

通常は決まった時間閉めているのだけれど、せっかく訪ねて&尋ねてくれたので、とのこと。タイ人の優しさに今日も癒されます。

終わって御礼を伝えにいくと「良かったら、この子たちに餌をあげてやって?」と仰います。インディー・クラップ(はい、喜んで)。ドネーションして草を一房。皆んな意外とがっついて、美味そうに食べています。中々楽しい!😆

「なんで水牛たちはここにいるのですか?」と訊いてみたら、ブッチャーに出されるのを不憫に思ったお坊さんがお寺に連れてきたそうです。つまり、ここの水牛たちは食肉とならずに済む、そしてドネーションは運営や餌に充てられ彼らの命を繋ぐ役に立つ、とのこと… リスニングの問題もあり、真偽は定かでないのでご自身でお調べ頂きたいのですが、このお寺を辞去したあとも、なぜかこの顔が頭から離れない😂

結構、お爺ちゃん?

どうでしょう…?

食肉にならずに生きられる。ただ、小さい空間にずっと繋がれている。
そして食べて寝る毎日。 *勝手な想像です、ごめんなさい。

Sanuuk mai” 🤔

*******Disclaimer*******
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