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「不易」と「流行」を考える

◆不易流行(ふえきりゅうこう)

という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

「不易」(ふえき)というのは、 いつまでも変わらないこと
「流行」(りゅうこう)というのは、時代の流れに応じて変化することです。


世の中には、変わらないもの・変えてはいけないものと、変化しなくてはいけないことがあるということです。


◆皆さんの仕事に置き換えると、不易流行とは何をさすでしょうか?


【不易】
・社是、経営理念
・企業の存在意義
・創業の想い 等

この「不易」という部分は、どれだけ時代が変わっても、変わらない部分、変えてはいけない大事なことです。
これは、10年後も、20年後も、そして、現社長から次の社長に交代したとしても、その企業がその企業であり続けるために、守り続けなくてはいけないことです。
ここが変わってしまうと、もはや別の会社になってしまいます。


【流行】
・事業内容
・商品
・セールストーク
・新人の教育の方法
・広告の出し方
・会議のやり方  等

このように「流行」という部分は、時代に合わせて変化させていく必要があります。

いつまでも古いやり方では、世間から置いて行かれてしまいます。

本質の部分は「不易」として変えずに、手法・手段の部分は「流行」として変えていくことが必要です。


◆大切なことは、今会社にあるもの、今の組織にあるもので、

何が「不易」で、どこが「流行」の部分かを見極めることです。

皆さんは仕事の中で、
本来は変えてはいけないのに「不易」の部分を変えていませんか?

反対に、「流行」の部分を、全く変えずに仕事をしていませんか?

「過去の成功体験」に縛られていると、いずれ通用しなくなります。


「栄枯盛衰」という言葉があるように、栄えていたところも、いずれは衰えます。
これは、昔から分かっている、原理原則です。


原理原則には逆らえません。
成果を上げ続けるために、成長するためには、常に変化をしていかなくてはいけないのです。
変化をするためには、努力をし続けなくてはいけないのです。

変化をやめた時点で、成長は止まります。

成長が止まる=停滞 は、すなわち衰退に繋がります。


私が以前勤めていた会社の行動指針に、次のような言葉がありました。
とても印象に残っている、強烈な言葉です。

『人は自分の能力が及ばぬようになると、とかく評論に走りやすい。
逃げる、言い訳をする、他人に責任を振り向ける。行動力もなければ対策もない。
このような状態を「老化」という』


年齢は関係ありません。
年齢は20代、30代、40代でも、「老化」=「衰退」の状態になっていませんか?

もう一度改めて言います。

変化しなければ、成長はありません。
変えるのは、「流行」の部分です。
行動力もなく、対策もない状態を「老化」と言います。


何事も、まずは変えてみようと思うことからがスタートです。
いきなり大きくは変化できません。小さなことでいいので、何か1つ、変化することにチャレンジする1日にしましょう。


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